「E子ちゃん、見た目が超タイプ!」などと口説かれたのであれば、そいつの「好きな見た目」は、私に近しい雰囲気になるはずだ。そうでなければ、なんだかちょっと疑問を感じてしまうだろう。
本日は、私がそんなことを考えるきっかけとなった事件について述べたい。
アラフォー男性陣との合コン
意外と楽しいのは彼らが全力で楽しんでいるから
私のことを口説いていた、ある男性(アラフォー/経営者)に頼まれたのである。
まだそいつからの「付き合ってほしい」というリクエストにさえ応えてはいなかったわけだが、男の合コン欲は、「付き合いたい欲」にも勝っているようだった。
まだ付き合うとも決まっていないのに、合コンをセッティングするよう依頼されたのである。
アラフォー男性陣から見れば、30代女性は「ちょうどいい年代」だそうで、我々は久しぶりに「若くてカワイイ存在」としてあがめたてられていた。
こんな合コンは久しぶりである。悪くない。
悪くない理由はもう一つあった。男たちが本気で合コンを楽しんでいるのである。
今の20代の男性などは、合コンをしてもなんとなく「別に出会いに飢えて参加したわけじゃねっす」みたいな、すかした態度の男が多かったりするものだ。
しかしアラフォーのおっさんどもは、全力投球してくれる。「カワイイ女の子と話す機会がいただけるだけで嬉しい! 楽しい! 大好き!!」というその姿勢は、とても嬉しいし、妙に可愛くも見えてくる。
おっさんが可愛く見え始めたところで、おっさんの一人がこう言った。
「好きなタイプを言っていこうよ! 時計回りで!」