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細木かおり『細木数子の後継者、細木かおりです』【プロローグ後半】

運命か、それとも“ばあば”の執念か?

それから数年、私は跡継ぎのことは忘れ、3人の子供はそれぞれ小学生、中学生、高校生になり、毎日のお弁当や夕食作りに追われるような生活をしていました。そんな平和な日々を送っていた私に、またもや“ばあば”からこんな話がありました。

「かおり、私の跡を継いでくれなくてもいいから、マネージャーとして仕事を手伝ってくれない?」

うっ…やっぱり“ばあば”は私を諦めてくれてはいない……。でも、継ぐんじゃなくて、アシスタントやマネージャー業務なら手伝ってもいいのかも……。あんまり私が拒絶して放ったらかしていたら、“ばあば”のお金につられた変な人たちが群がってきてしまうかもしれない……。そうしたら大切な六星占術はどうなってしまうんだろう……。

自分でも逆らえない運命なんだという諦めか、はたまた“ばあば”の執念なのか? 私はしぶしぶ事務的な仕事からお手伝いを始めました。まず私に与えられたのは勉強会の準備でした。勉強会の構成やその日に着る衣装の管理まで、秘書のような仕事がメイン。テレビに出ていたときから“ばあば”は、スタイリストをつけず、膨大な量の衣装を全部自分で管理していたんですよ。超高級ブランドのスーツや、煌びやかなドレス。どれも1着100万円以上はするものばかりでしたが、“ばあば”は1回しか着用しないなんてことはざらにありました。宝石に関しては億単位のモノがゴロゴロ。やっぱりそういう高価なものを他人に任せるのは気が引けるので、管理を私がしていました。もうこの頃はほとんどのテレビ番組を降板していたのですが、特番に出るときは私が衣装のスタイリングをしてテレビ局に同行。

そんな生活が1年過ぎたぐらいの頃に、「これからは鑑定にも立ち会ってちょうだい」と言われたのです。お客様を占う鑑定場に“ばあば”は第三者を入れたことはありませんでした。そんな神聖な場所に私を入れるということは相当な腹積もりなんだろうな……。それは、もう後には引けないことを私が思い知った瞬間でした。
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