世の中には悪いことをしているのに、自覚がない人がいる
人の優しさも悪い部分も、すべてその人の“素”
自分の言動で、人に不快な思いをさせたり迷惑をかけたりしていることに、まったく気づいていない人たちがいます。そういう人たちはモラハラ気味だったり、デリカシーがなさすぎたりすることがよくあります。
このような人たちは、「なんでこんな言い方しかできないんだろう?」と思って傷つくほど、言葉が強すぎることもあるし、「ちょっとは自分のやりたいようにやらせてほしい」と感じるぐらい、押し付けがましいときもある。
他にも、「なんでこんな失礼なこと言うの!?」とイラッとするようなことを言ってきたり、「私のこと下に見てんのかな?」と悲しくなるようなマウントを取ってきたり。
しかし多くの場合、彼ら彼女らは別に悪い人というわけではありません。
ちゃんと良いところもあるし、優しいときは優しい。
だからこういう人たちと接している側の人間からすると、「どちらが本当の顔なんだろう?」と思わず困惑してしまうケースが、あまりにもよくあります。
困惑するあまり、相手の心情を深読みしすぎて「どうせ裏では私(俺)のことを馬鹿にしているに違いない」と、決めつけてしまうケースも珍しくないですね。
どっちも本当の顔なんです。
つまり、良いところや優しいところも、人に不快な思いをさせたり迷惑をかけたりするのも、その人たちの「素」なんですよね。
経験上、普段は善人を演じているけれど、本当は悪意の塊というような、裏表がある人間の方が少なかったです。