時代は「風の時代」に
ボーダーレスで“個”の尊重が大事になる
そもそもですが、「仕事をしてる方がえらい」「家のことなんて誰でもできる」と無意識に思っているから、家のことをしなんですよ。
そして、こういう男性は例外なく、「家事と育児は女がするもの」と思っています。口に出すか出さないかだけの違いで、少しでもそう思った時点で、男尊女卑思考だと思った方がいいでしょう。
どれだけ認めたくなくても、仕事を理由に家のことをほとんどしていない時点で、やってることが男尊女卑思考とみなされても仕方ありません。
もちろん、奥さんが「家のことは全部私に任せてくれていいから! あなたは仕事を頑張ってくれるだけでいい!」という女性であればその限りではありませんが、なかなかそういう女性は少ないと思います。
現代ではあまり聞かなくなったこの男尊女卑という言葉ですが、昔に比べるとはるかに女性がいろんな場面で活躍できる時代になったので、そう考えると当然のことかもしれません。
男尊女卑というワード自体が、死語に近づいている印象さえあります。
そういった背景もあり、現代では著名人や政治家が女性蔑視の発言をするとたちまち炎上しますから、今や男尊女卑思考の男性は、ダサいを通り越してヤバいと言えるのではないでしょうか。
世の中は、地の時代から風の時代に突入したと言われ、これまでよりますます個人が尊重される世の中にシフトしています。
地の時代では、「性別・国籍・国境」に価値が置かれていて、風の時代では「ボーダレス」なんですよね。そういったことも考えると、男尊女卑思考自体が対等の立場を放棄する考え方なので、時代遅れはなはだしいと言えるでしょう。
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