「ええカッコしい」という言葉を久しぶりに聞いたエピソード
無理に自分をいい人に見せようとする人は信用できない?
関西弁で「ええカッコしい」という言葉があります。これは主に、見栄を張ったりカッコつけたりする人に向けて使われる言葉です。主に陰口で「あの人、ホンマええカッコしいやなあ」などと使われて、あまりいい使われ方はしません。
今は東京に住んでいるのですっかりこの言葉を聞かなくなりましたが、この前、久しぶりに耳にする機会がありました。それは、カウンセリング中の一時。あるクライアントさんが、日頃疑問に思うことを打ち明けてくださったんですね。
「いつも思うことなんですけど、ええカッコしいの人が多すぎません? 普段の自分はそんなんじゃないのに、無理に自分をいい人に見せようとして、後でバレるみたいな。化けの皮がはがれるとまではいかないんですけど、できないことすんなよと思っちゃうんです」
彼女の言葉になんだかすごく考えさせられて、カウンセリング後もしばらくの間、頭から離れませんでした。この女性は関西人じゃないんですよ。それなのに「ええカッコしい」という言葉を使うから、それで印象に残っているのかなと思ってたのですが、どうやら違いました。