タイタン代表取締役社長 太田光代さん 強い絆で結ばれた「できる妻」の30年目の結婚観
それでもなお、なぜ私たちは「結婚」という言葉を意識してしまうのでしょうか。周囲の目が気になるから? 愛を形として残したいから? それとも、孤独だから? 1人1人が自由に生きられる時代に、他の誰かと生きる理由ってなんだろう。
今回お話を伺ったのは、タイタン代表取締役社長の太田光代さん。最初は好きでも嫌いでもなかった太田光さんとの結婚を後押しした意外なきっかけとは? そして太田光代さんが考える結婚とは―—?
居つかれてしまっただけ、最初は好きでも嫌いでもなかった
30年ぐらい前、爆笑問題には、全く売れない時代があって……。芸人って、売れない時期は、アルバイトで生活費を稼ぐのが普通なのに、彼は接客も計算もできない。外での仕事には不適合な人なので、それを見かねて、「もういい。私が働くから」と。
そういう不遇な時期を支えたイメージがあるから、おしどり夫婦みたいに思われているのかもしれません。今は、どちらかというと“ビジネスパートナー”って感じ。いつ離婚してもいいんですけど、離婚の手続きをするのも、財産分与をするのも、全て私だと考えると割に合わないからしないだけで……(苦笑)。
当時は、私の方が忙しくて、「なんでいるんだろう?」って思いながら出かけて、帰ってもずっとテレビゲームか何かに夢中になってる。居座られて3~4日目になると、判断力がなくなって、私も「(性的な)目的を果たせれば帰るのかな?」と思って、減るもんじゃないし、一回ぐらいいいかと(笑)。たまたま、そのときは7年付き合った彼と別れてフリーだったので。ズルズルとそういう関係になってしまったんです。
