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青木源太の「投資について、ちょっと語らせてください!」

【僕が米国市場に投資する理由】日本は「労働力が足りなくて生産性も低い」問題/青木源太の「投資について、ちょっと語らせてください!」vol.9

フリーアナウンサーとして大活躍中の青木源太さん。エンタメ鑑賞、筋トレ、男性美容など多趣味で知られる青木さんですが、これまでTVやSNSなどで発信してこなかった趣味というのが……米国株投資! そんな青木さんに分かりやすく投資について語っていただく連載がスタート!

今回のテーマは、「働かないおじさんと労働生産性」について。

あなたの周りにもいる?「働かないおじさん」

最近、「働かないおじさん」という言葉をよく耳にします。皆さんの会社にはいませんか? さまざまなタイプを聞きますが、代表例で言うと、IT化の波に乗り遅れ、何の仕事をしているのかはよくわからないけど、それなりのお給料をもらってるであろうおじさんたちです。特に採用人数が多い時代に入社をした世代の人は、出世ポストが限られる分、コースから外れる人も多くなります。そして、定年までの時間をその会社でただ過ごしているだけ、となる場合があるのです。すると、働かないおじさんはかなり「生産性が低い存在」になってしまいます。

日本は国別のGDP(国内総生産)は世界第3位ですが、国民1人あたりでみると世界20位くらいまで落ちます。また1時間あたりの労働生産性でみるとOECD(経済協力開発機構)加盟37ヵ国中21位、主要先進7ヵ国の中では、1970年以降ずっと最下位が続いている状況です(※1)。労働生産性とは「従業員1人当たり、または1時間あたりに生み出す成果」を表した指標です。

経済は、労働力(働き手)と資本(お金)投下されたところに、生産性(アイデア)がガッチリ噛み合えば大きく成長していきます。そして資本主義自体はその「成長」を前提とした仕組みです。「成長」するから企業は銀行から「借り入れ」という形で「借金」をしてもいいわけですし、物価と賃金は緩やかに上がっていっていいのです。そのかわり成長できない(利益をあげられない)企業は市場から退場し、そうした役割を終えた企業の労働力が成長分野へと投入されることで、経済のパイは大きくなり全体としてさらに成長していきます。しかし、今の日本は少子高齢化で働き手が減っていることに加えて、「解雇規制」があるから労働力が目詰まりを起こしている状態にあります。大企業は内部留保という形である程度のお金は持っているはずなのですが、労働力と生産性は欠けている状態です。
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