そこで、これから株を始めてみたいと思っているwith読者のために、株のいろは、そしてアラサーで考えるべきお金と人生のことをレクチャーしてもらいました。その内容を4回にわたってお届けします!
初めて株を買った時の印象は「こんなに簡単なんだ!」
杉原杏璃さん(以下、杉原) ええ、完全な独学です。始めるにあたって、ハウツー本は1冊読みました。
――そもそも、株を始めてみようと思ったきっかけは何だったのでしょう?
杉原 始めたのは23歳のとき。当時はまだタレントのお仕事だけでは食べていくことができず、貯金も寂しくなってきていたので、「ならばお金に働いてもらおう」と思ったんです。当時は若かったので勢いもあり、「株は始めれば増えるもの」と楽観的に考えていたんです。
とはいえ、いきなり貯金を全額つぎ込んだわけではありません。貯金の残りが100万円ぐらいだったので、なんとなく投資するならその中の2、3割かなと思って、30万円くらいを資金にスタートしました。もちろん「株式投資は余剰金でおこなう」というのは基本のキなのですが、当時の私はそんなことも知らなくて。たまたま正しい始め方をしていただけ。今振り返れば幸運でした。
――初めて株を買ったときの印象っていかがでしたか? やはりドキドキするものですか?
杉原 私はネット証券の楽天証券から買ったので、購入ボタンをクリックしただけ。ネットショッピングするのと変わらなくて、「こんなに簡単なんだ」というのが一番の印象でした。それまでは株って、社長や偉い人がやるものだと思っていたので、もっと難しくてややこしいものだと思っていたんですよ。