こんにちは。withLabエディターの難波静香です。
タイミング療法では厳しかろうと早めに見切りを立て、中間のステップ(人工授精など)を飛び級し、体外受精3度目に待望の赤ちゃんを授かりました。
(「体外受精」に踏み出すまでについては、過去記事にて紹介しています!)
2つの大手医院で体外受精を経験して分かったことは、費用も方針もまるで異なるということ。
体外受精は高額だし身体の負担も大きいので、クリニック選びが肝。ちょっと合わないな〜とか、セカンドオピニオン聞いてみたいな〜って思っても、初期検査だけでも5〜7万円……(東京都の場合、初回検査の助成金5万円が出るものの一度のみ)。
表向きはどのクリニックも低刺激療法を謳っているので、見分け方が難しかったりして……。
女性誌やメディアへの露出が多い=実績があると錯覚しがちですが、リアルな口コミを聞くと知名度と実態は異なってたなんてことも……。
私が実際にかかった費用や方針の違いなどを体験談を元にご紹介できればと思います。いつかは子供が欲しいと考えている方へ、一つの事例として参考になれれば幸いです!

[明細公開]ぶっちゃけ体外受精っていくら?
「家から10分圏内」「駅から10分圏内」「女性誌やメディア露出が多い(信頼できそう)」を理由に、通い始めた病院A。タイミング療法からステップを踏めるところや、早朝診療してて仕事と両立しやすいところが魅力で通っていました。
たまたま病院Aから加藤レディースクリニック(=病院B)に転院して妊娠した友人がいたので、私も転院を決意して挑戦すること2度目(通算3度目)に妊娠しました。

周期確認→採卵→卵胞計測・ホルモン値確認→胚移植……と、基本的なサイクルや検査項目に大きな違いはなかったです。
病院Aに関しては、保険治療対象外の薬代が高くついたのと(錠剤5万円とか)、通院回数も病院Bにくらべて多かったです。
病院Bに関しては基本料金がほぼ固定されているので明朗会計だったのと、実らなかった場合の負担額も納得感がありました。
刺激療法と低刺激療法、どっちが向いてる?

病院Aは投薬量が多く、1度目の採卵で7個も取れました。そのうち5個が受精まで進んだものの、お腹のベッドに戻す前夜に全部命が尽きてしまいました。
一方、病院Bは必要最低限の投薬なので、2度目も3度目も採卵数は1〜3個程度。数が少ないので採卵の時も麻酔を使わず、なるべく自然に近い環境で進めてくれました。
結果、病院Bの2度目(通算3度目)で妊娠に至ったので、病院Aで2回挑戦していたら授かっていたのか否かはわかりません。
転院の最終的な決め手となったのは、病院Aで投薬量について相談したときに、「難波さんの身体で今の投薬量を減らしての妊娠は無理ですよ」と明確に断言されたことです。私の場合、ホルモン剤の副作用が重くて、仕事や私生活に支障をきたすレベルだったので、転院は必然的だったかなと。
敷居の低い病院Aがあったからこそ、体外受精に踏み出せた自分がいる

病院Aは高額だし薬が多いからアカンのか! というわけではなく、必然的なステップだったと思っています。
病院Aのメディア露出によって「妊活専門院の敷居が低くなった」こと、「内装が綺麗で長期戦の妊活でもモチベーションを維持できた」のと、「早朝7時半から並べば待ち時間なく会社を休まず済んだ」ので、自然療法から試したい方には病院Aをお勧めしています。
病院Bは「体外受精/不妊治療」専門院なので、最後の砦っぽいポジションなのかなと思います。
回数を重ねるごとに身体も卵巣も消耗していくので、流暢なことも言ってられんわって気持ちにもなりますが、そこは焦らず……。

不妊治療の保健適用に向けて菅総理も動き始めていますし、体外受精がもっと気軽にでき、偏見のなくなる日本になることを祈っています。
出産レポートもおいおいアップしたいなと思います!
編集部|子ども

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