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子育て・教育トピックス

自分から勉強する子が育つ、戦略的ほったらかし教育「かおりメソッド」とは?

「うちの子、勉強が嫌いで、気がついたらゲームかYouTubeばっかり」「〝宿題やったの?〟と毎日うるさく言わないとやらない」などと、我が子の勉強への向き合い方に悩んでいる親御さんも多いですよね。

短時間で家事を済ませなければならない共働き家庭。
子どもの宿題や勉強を見る時間を捻出するだけでも大変なのに、声をかけても子どもがなかなか動き出さないと、ついイライラ。声を荒げてしまったり、親子ケンカに発展してしまったり。
毎日のことだからこそ、子どもが自発的に勉強するようになって欲しい。いつも「勉強しなさい」と言わなきゃいけないのは、親のほうだって疲れる……。

そんな数多くの家庭の悩みを解決する家庭教育法「かおりメソッド」をご存知でしょうか。

「ガミガミ言わなくても勉強する子が育つ」という理念の「かおりメソッド」を提唱するのは、子ども教育アドバイザーの岩田かおりさん。
第一子・第二子をお受験塾に入れずに都内の国立小学校に合格させた経験を持つ一男二女の母で、20歳になった息子さんはこの秋、学費の全額奨学金を得て海外の大学に進学するそう。

ご自身の子育てや幼児教室の講師経験などを元に、「戦略的にほったらかすことで、子どもがやる気を出し、勝手に学び出す体質になる」という「戦略的ほったらかし教育」を考案。都内を中心に講座を開いたり、企業や地方自治体での講演、メディア出演などで、家庭教育に悩める親御さんたちのサポートをしています。

「戦略的ほったらかし教育」と謳うくらいなので、時間のない共働き家庭にもぜひ取り入れて欲しい工夫がたくさん。「かおりメソッド」とはどんな教育方法なのか、岩田かおりさんにお話を伺いました。
 

子どもの「できないところ」に目を向けるのではなく「できていること」を見る

かおりメソッドでまず変わるのは、子どもじゃなくて親なんです。

子どもって本来、新しいことを知るのが大好きで、学びたいと思う、勉強が好きになる素質を持っています。
けれど、成長過程で勉強嫌いになってしまう子がいる。それはなぜかというと、おもしろくないから。興味が持てないから。

「早くやりなさい!」と親からうるさく言われたり、間違えると指摘されたり怒られたり、がんばっているつもりなのに「きれいに書きなさい」「ちゃんとやりなさい」と言われたり。
大人だって、仕事をしていて上司からこんな対応をされたら、やる気を削がれてしまいますよね。

子どもは子どもなりに、目の前のことに一生懸命取り組んでいるのです。我が子の「できないこと」に目を向けるのではなく、「できていること」「よいところ」に目を向けること。

肯定的な声掛けをして自己肯定感を高めつつ、子どもがやる気になる仕掛けを家庭内に戦略的につくり、「勉強が楽しい」と感じさせる環境を提供することが親の役割だと考えます。

自分ごとだからこそやる気が出る。仕掛けをつくって「戦略的にほったらかす」

テストなどで数値化できる認知的な教育も、もちろん大切です。けれど、そこに囚われすぎる弊害もあって、それが今の子育ての罠かなと思っています。

「我が子には、人生を自分ごととして捉えて進んでいって欲しい」

そう思うからこそ教育を受けさせるのに、その教育が、当事者意識や主体性がなく、自己決定のできない人を量産してしまっている。そんな教育産業の渦に巻き込まれてしまう親御さんも多いのかなと、色々な家庭を見ていて感じます。

塾に行かせても、学校に行かせても、それでなんとかなる訳じゃない。やはり常に親も子も自分に合った最適解を探し続けるしかないんですよね。

なので、戦略を持ってほったらかしにする。
なぜほったらかすのかというと、人は管理されると依存するから。
親が何もかもをやってしまうと、何もしなくて良いと思ってしまう。それが、自分で切り拓いていく力を失わせることにつながるんですね。
人任せだとやる気は出ない。自分ごととして考えるからこそやる気になるんです。

なのでほったらかしにはするんだけど、もちろん完全に自由にはしません。危険なので。
ほったらかしにしつつ、今後出合う様々なものに興味・関心を持てるように、ちょっとした仕掛けを家庭に散りばめておこう、という戦略を含ませるのが「かおりメソッド」です。

おうちで問題集をさせるとか、塾のフォローアップをするとか、学校の先取りをするとか、そういう家庭教育ではありません。

親の考え方が変わることで、家の中の環境や声の掛け方が変わってくる。
そうすると親子関係が良くなり、子どもの興味・関心がどんどん広がります。そして主体的に勉強をするようになるスパイラルが生まれるのです。
次のページ>>「かおりメソッド」で大切にしている3つのこと
 
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