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編集部|妊活・子育て

 「高齢出産はデメリットばかりではない」。杉山愛さんが今思うこと。【杉山愛さん46歳出産記 第4回】

デメリットばかりではない。高齢出産を経験して思うこと

第一子の妊娠出産体験を語って多くの女性から共感を得た杉山愛さん。不妊治療を経て40歳で第一子を出産し、約6年経った今年、45歳で第二子を授かり大きな話題に。「奇跡」といわれたその年齢での妊娠・出産にはどんなストーリーがあったのか。二人の子の育児真っ只中の愛さんと夫の走(そう)さんにお話を伺いました。短期連載の4回目の今回は、デメリットばかりがクローズアップされがちな高齢出産について、実際に経験して思ったことを語っていただきました。
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杉山愛・走(すぎやまあい・そう)
1975年生まれ。元プロテニスプレイヤー。WTAの最高世界ランキングはシングルス8位、ダブルス1位(日本人選手初)。オリンピックには4回連続で出場し、34歳までツアーを転戦。現役引退後は、ジュニア選手の育成プロジェクトを立ち上げ、指導者として後進の育成にあたっているほか、スポーツ解説者、コメンテーターとしても活躍中。2児の母。長男を2015年に、長女を今年7月に出産。夫の走さんはケニア出身の元プロゴルファー。現在は愛さんのマネージャーを務めている。

一人で過ごす人生に悔いなし。だから今、誰かのために尽くす毎日が楽しい

愛さん(以下、愛):10代から30代前半まで、私はプロテニスプレーヤーとして"自分のため"に生きていました。母をはじめ、周りの人が私のために全力で支えてくれて、私はそれを受けて結果を出す、という人生でした。そろそろ私が誰かの人生を支えるというのもいいな……と思っていた頃に結婚をして、夫という存在ができて。そして子どもを二人も授かることができて、今は誰かのために尽くす幸福感を噛みしめている感じです。

走さん(以下、走):そうだね、自分の時間への心残りがないというのも、高齢出産のメリットだと思う。僕自身、独身時代にやりたいことをやってきた充分な満足感があるから、「もっとアレもやりたかった」「一人でどこかへ行きたい」みたいな、家族と離れてなにかをしたいという願望はゼロ。今、全力で家族と向き合えているのは、そのおかげも大きいと思いますね。

:出産はかなり大きなイベントだけれど、これまでの人生の中でいろいろな経験をしてきたからこそ、余裕を持って構えられたと思います。なにかに迷ったときも焦らず、解決策を見出しやすいというのも高齢出産のいいところかな。

:若い頃より精神的に大人になっていて、環境も落ち着いているしね。もし、気持ちの上で不安定で足りていないものが多かったとしたら、今と状況は全然違っていたはず…… 。心にゆとりがあるから、子育てのような大変なことも乗り越えられる、というのはあると思う。
:夫が授乳からおむつ替え、沐浴まで、育児をやりながら家事までこなしてくれるから、私はすごく助かっていて、本当に恵まれていると思っています。第一子を育てながら、産後のダメージを受けた体ですべてをこなすというのはかなり大変だから……でも、走としてはやることが多くて大変でしょ?

:それも高齢ならではの“余裕がある“ということにつながるのかもしれないけれど、今は、自分が貢献できていることが楽しいと感じているんだよね。長男の育児のときは、授乳の手伝いをしたくても夜に起きられず(苦笑)、夜泣きをしたことさえ知らずに朝を迎えて、申し訳ない気持ちでいっぱいだったから。でも今は家事も育児もやっていて、正直、忙しくて大変だけど、ほとんど手助けできなかった長男のときと違って、充実感がすごい(笑)。

あと今回は、子どもが産まれる前に、夜の“授乳シフト制”や家事負担とか、なにをどうするべきか、とことん話し合っておいたから、自分がやるべきことがわかっていてスムーズに動けているというのはあると思う。もっと若かったら「どうにかなるはず」って、もう少し行き当たりばったりでいっちゃったのかもしれないけれど、高齢出産は勢いだけではやり通せないですからね。
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