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理系の博士が自分の子どもを育ててみた

決して人ごとではない“産後うつ”。いますぐできる対策は?【理系博士の子育て 第7回】

子育てに直面したときに、巷で耳にする、あんなウワサ、こんな説。それってほんとうに根拠があるの? 

これまで、気になる論文を読んできた、情報理工学博士の山口先生が、世の中にあふれる「子育て説」を科学の面から一刀両断。現在子育てに悩んでいる方、なにかヒントが見つかるかもしれませんよ! 

第7回目の今回は、「うつと運動」について、お話しします!

妊娠中や産後のうつが深刻

妊娠中の母親学級での印象的だったエピソードに、妊娠中や産後のうつの話があります。母親学級のなかで、何度も説明があったり、妊娠に関する書類等をいただいた際に、うつについての言及が多数あったり、世の中の大きな問題になっているのだと感じました。

産婦人科医会のデータによると、罹患率はおよそ10%とのこと。表に出ている数字がこの罹患率ですから、実際には軽いものも含めると、かなりの方がかかっているのだろうと思われます。身近にも、思い詰めている方々に会うようなケース、多いのではないでしょうか。また、コロナの状況が、より症状を長引かせているというデータもあります。
 
このような症状になる可能性について、よくあるセリフとしては、「まじめな人がなりやすい」とか「相談できる人がいない」などがありますが、子どもが増えるという大きな生活の変化に加えて、ホルモンバランスの変化による自律神経の不調なども大きいので、本人の努力だけで乗り越えるのは難しい状況なのだろうと思います。周りの影響も大きいし、特にパートナーや友達の手伝いなどが大事ですよね。
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