夫の“熱すぎスイッチ”がオンになった瞬間に話が脳を通らなくなります(笑)
ただ、子どもがまだ小さいということもあり、寝かし付けるタイミングで私も一緒に寝てしまうことも多く(赤ちゃんを持つママ“あるある”ですよね)、旦那さんが遅く帰宅するときは時間が合わない、というのもひとつの理由。それに、わが家は子どもが多いこともあって、とにかく時間に余裕がありません。なので、会話のためとしてたっぷり時間を取ることはなかなかできないのですが、それでも子どもが小さいときと比べるとだいぶ余裕が出てきて、夫婦で会話する時間は増えてきていると思います。
趣味の話題の場合、最初は興味しんしんで聞いていますが、旦那さんがヒートアップしてきて、例えば釣りのギアについてとか細かいこだわりを語り出すと、話の内容がディープになりすぎて私には全くわからないことが…… そうなったら、「うん」とか「へぇ」とか相槌を打ちながら脳みそを通さずに流すこともよくあります(笑)。
楽しそうに話す旦那さんの話に水を差すようなことをしたくないけれど、本気で聞くにはついていくのが大変というか……。でも、旦那さんは満足そうなので、それはそれでいいかなと思っています!
夫婦で何を話しているかと聞かれると、困ってしまうくらいフツーの会話です!
よくゲームやサーフィンなど、夫婦で共通の趣味がある方は、それについて熱く語りあったりするじゃないですか。わが家はそういう感じではなく、先ほどお話をしたように、夫が趣味の話をしたり、今日あったことを話したり、あとは、子どものことや、家のこと……。ホントに取り留めのない会話をしているだけなんですよね。
そう思うと、会話って、むしろ違和感があったり、温度差があったりすると記憶に残ることが多いのかもしれないなって思います。わが家の場合、一緒に過ごしてきた時間が長いせいか(それとももともとなのか)、感覚や価値観がすごく似ていて、話していてもお互いの意見がスッと腑に落ちる感じがあります。相手の意見に対して、信じられない! みたいなことがないのです。あまりにも会話がスムーズに進んでいくので、これといって記憶に残っていないのかもしれません。

辻希美
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