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妊活コンシェルジュ西岡有可「心と体と妊活と。」

妊活と仕事の両立について、周囲との折り合いの付け方。【妊活コンシェルジュ西岡有可「心と体と妊活と。」第7回】

心と体
こんにちは、不妊症看護認定看護師で、妊活コンシェルジュアドバイザーの西岡有可です。

今回のテーマは、妊活と仕事の両立について。私の肌感覚ですが、妊活に取り組む女性のうち仕事を持っている方は8割くらいいると思います。そして、そのほとんどの方が多かれ少なかれ仕事と妊活の両立に悩みがあって、実際に働き方を変える方も多いです。

不妊治療は、生理周期や卵子の生育具合に左右されるので事前に予定をコントロールすることが難しいですよね。事前にコントロールできないからこそ、病院と自分の予定調整だけで治療を継続するのは大変。やはり、職場の理解がある方が絶対的に治療はスムーズに進みます。
しかし、そのことを理解して受け入れてくれる職場や上司、同僚に恵まれている方はどれぐらいいらっしゃるでしょうか。

政府も以前から「不妊治療と仕事の両立ができる職場環境整備等に向けた取り組み要請」を続けてきていて、官民一体になって補助をしようというムードは高まっています。
しかし一方で、どんなに理解のある職場にいたとしても、当人が言い出し辛いという問題もあります。それはそうですよね。自分、またはパートナーが妊娠しづらい身体だということ、毎月の生理に関わること、そして結果がどうなるのか分からないことを他人に話すのに抵抗がないわけがありません。

それでも働きながら妊活を続けていくために、少しでも楽になるように、前向きな方法を一緒に考えていきましょう。
 

職場とのベストな関係を築くなら

実は、女性が働きやすい職場作りに取り組む企業側から、不妊治療の実態について質問されることも多いです。

企業や上司としてサポートしたいけれど、不妊治療は個人によって進み方が異なりますし、経験がない方ならなおさらどんなことで困っているのかさえ分からない。しかしプライベートな内容なので、企業側もどうヒアリングしていいのか悩んでいるようです。

だからもし自分の妊活に関して職場の理解や協力を仰ぎたいのならば、話せる範囲はできるだけ丁寧に説明するようにしましょう。周囲が確認したいことは以下のような内容です。

・どんなペースで進んでいくのか
・具体的に何日ぐらい休むのか
・その予定はいつ分かるのか
・出社できる日の体調は良いのか

実際、不妊治療において病院に行かなければいけない日時は直前にならないと分からないことがほとんどですが、まずはその可能性を、そして仕事を休むことになりそうな時期、また、例えば「次回は午前中だけ済みそう。午後は普段と変わらない体調で出社できる」「昼休みに通院しますが、もしかしたら戻ってくるのが遅くなるかもしれない」「翌日も安静にする必要があって、連休を希望します」などと事前に伝えておくのはいかがでしょうか。

どれぐらい仕事を抜ける可能性があって、どれぐらい働けるのかを共有しておけたら、お互いよりスムーズに進むことがあると思います。
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