2021年3月、42歳で愛娘“バブ子”を出産! 本連載では、ママになってますますパワフルな彼女が乗り越えた、妊活、出産、育児、仕事にまつわるアレコレをお届けします。
大好評の平野ノラさんの短期連載! 4回目となる今回は、共働き夫婦なら避けて通れない家事と育児の分担についてお届けします。
長所だった部分が子育てではネックに!?

穏やかでマイペース。そこが魅力でもあったのですが、一緒に子育てするとなると、ちょっと話は変わってきて……。
何事もチャキチャキと進める私と違って、家事でも育児でも常に天然ぶりを発揮してしまう夫にイライラすることもしばしば。例えば、今朝も私が仕事の行く支度をしている間に娘と遊んでくれるのはいいんだけど、リビングのカーテンを開けてないから真っ暗なんです。外は気持ちい快晴なのに……。『ちょっと!』っと思って『なんで暗いまま遊んでるの? うちの子はドラキュラかっ!』なんて嫌味を言ったり(笑)。
でも夫は全然気にしないんです、バブ子に関してどんなに怒っても『またバブ子警察が何か言ってるよ〜』と右から左に聞き流す。
明日会社が休みだから俺が今日は寝かしつけるよ!とドヤ顔で言ってきては娘より先に口を開けて『カァ〜!』って寝てるし、夜中に泣いてても起きない。結局、別の部屋で寝てる私が飛び起きる事になる。ちょっとムカついてお尻を蹴り上げると、『バブ子見て〜ママが暴力〜』って腹立ちますよね(笑」

出産前から「夫を育てて」、安心して働ける体制を
家事も一通り、できるように教えたのですがどうにもゆるい(笑)。例えば蛇口とか扉をなぜか夫は、ちゃんと閉められないんです。蛇口はともかく、小さい子はいる家庭で扉の閉め忘れは『ダメ。絶対!』ですから、なんとしてでも直してもらわないと。だけどいくらガミガミ言っても治らない。そこでいろいろ試した中で一番効果があったのが罰金システム。
『もう、ガミガミは言いません。その代わり一回1000円徴収します』と伝えました。これがもう効果てきめん! 今までどんなに言ってもできなかったのに、1000円がかかった途端にキュッと、ピシッと! 『金かかるとできんのかい!』って突っ込みたくなりましたけどね。
あとは、危機管理意識。入浴中に風呂桶をわざと高いところから落として「ガラガラガッシャン!」て音をさせてみて、それで駆けつけてくれるかをチェック。妊娠中は足がつりやすかったんですけど、つったら必ず『あ゛〜〜〜〜〜〜!』って叫んで、足先を真っ直ぐにサポートしてくれるかをチェック。どちらも『大丈夫か!?』と飛んできてくれたので、私的に、合格でした(笑)」

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