編集部|ピープル

アラサーのあの頃は結婚に焦り、切羽詰まっていた――40歳を迎えた今だからこそ“婚活女子”に伝えておきたいこと【山内マリコインタビューvol.1】

「アラサー」になると嫌でも色々と人生について考えさせられる気がする。周りが転職したり結婚したり、妊娠したりすると、なおさら焦ってしまう。自分の人生なんだから、他と比べる必要なんてないのに、なんだか取り残された気がしてしまう――。

そんな20代後半から30代にかけて、息苦しさを抱えている女性にぜひ見てほしい映画、『あのこは貴族』が2月26日(金)より公開された。山内マリコさんの同名小説を原作に、門脇麦さん、水原希子さんらが出演。都会の異なる環境を生きる2人の女性が、もがきながらも人生を切り拓いていく姿が描かれており、そっと背中を押してくれる作品だ。

映画公開を記念して、原作者・山内マリコさんへのインタビューが実現! 一貫して“女性が幸せになれる作品”を発表し続けている山内さん。女同士の友情のこと、そして自身の婚活時代についてなど、明るく赤裸々に(!)話してくださいました。第一回目となる今回は、ご自身の婚活、そして“婚活疲れ女子”へ伝えたいこと。

結婚に焦り、切羽詰まっていたアラサー期

――with読者はまさに『あのこは貴族』の主人公・華子のように、結婚にまつわるプレッシャーや焦りをもろに経験している、または経験してきた人たち。山内さん自身も結婚に焦った時期があったそうですが、その頃はどんな行動をとられていたんですか?

山内マリコさん(以下、山内) もう思い出すだけで笑っちゃうような、おかしなことばかりやっていましたね。まず最初にした行動は、「誰かいい人紹介してよ」とまわりに言いまくること。父親にまで「昔の親は娘の結婚相手を探してきてくれるなんて、ずいぶん気が利いてたなぁ」とぼやき、「誰かいい人紹介してよ!」とブチ切れてました(笑)。あと、占い好きの友達に言われて、東南の方向に佇んでみたり……。

――えっ、どういうことですか!?

山内 友人いわく、そうしたら良縁に恵まれるとかで……。助言通り、東南の方向にソファを置いて、そこで本を読んでいましたね。他にも、結婚とは長い縁をつかむものだから、「長いものを食べると良縁に恵まれる、麺を食べなさい!」と言われ、やたら麺類を食べたり(笑)。迷信だったのか、情報ソースは未だに謎なのですが、そういう根拠のないことを真に受けて実行するくらい、当時は切羽詰まっていました。

――たしかに、なかなか切羽詰まってますね(笑)。

山内 完全に自分を見失ってましたね。もともと、恋愛では自分から告白したりイニシアチブをとれるタイプで、友達の延長上で付き合うことが多かったんです。なのに、結婚を意識したとたん「選んでもらわなきゃ!」と、男性に媚びようと下手に出るメンタリティになっていって……。男性目線を意識して髪型を変えたり、スクラブで肌を磨いたり、「私はなぜこんなことを?」と自問しながらも、得体の知れない力に突き動かされてました。もう完全にパニックでしたね(笑)。
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