ピープル
神崎恵「もう、メイク落としていいですか?」
24.Jan.2020

【神崎恵連載】vol.11「自分が嫌いな日、脱出」【もう、メイクを落としてもいいですか?】

vol.11「自分が嫌いな日、脱出」

ここだけの話。2019年はなんだか、自分のことが嫌いな一年だったな、と思っている。自分が嫌い。まあ、それほどいつも自分のことが好きなわけではないし、大満足しているわけでもないから、そこまで落ち込んだり、心が萎(しお)れるわけではない。45年近く生きていれば、自分にどろどろした気持ちを持ったことはいくらでもある。

でもこの一年は、今までとちょっ と違った気がした。


なんというか、何をやっても足りないような気がしたり、自分はなんにもないちっぽけな存在だって思えたり、この先への理由のない不安を感じたり。とにかく「なんだか視界も心も晴れないなー」という年だった。

思ってみれば、いろいろな原因というか、そうなるワケはいくつかあった。


まずは、年初めに、いろんなひとから言われ続けた「射手座は最強の年だよ」というキーワード。射手座のわたしは、「人生で最強の年が来るのか!」と、普段はあまりそういうことは気にしないわりに、心踊った一年の始まりだった。運気とか、厄年とか、実はあまり気にしない。占いでのネガティブな予言も、ことごとく自力でひっくり返してきたし、厄年も、もしあるのであれば、打ち
勝ってきたように思う。だから、万が一、運命の流れというものがあったとしても、自分には関係ない、自分で変えていける、という自信みたいなものがあったわけだ。

でも、「人生で最強の一年」と声をそろえて言われ続けると、ちょっと有頂天ぎみになる(笑)。さすがのわたしも、どんなすんごい年になるんだろう、なんてわくわくしたわけだ。でも、年が始まると、信頼していたひとに裏切られたり、大きなチャンスを逃したり、もう今までとはちょっと桁の違う、いろんなことが起こり始めた。その度に、「あれー、おかしいおかしい、全然最強じゃないんですけど」なんて思ってしまう。

そんな、ネガティブな出来事の積み重ねが続き、半年くらいたったあたりから、自分について考え始めた。

「今のわたしはどうだろう? 今やっていること、進んでいることは正しいのか? 自分の未来をつくるための行動ができているのか?」この数年考えてはいても、ひたすら走ってきた中で、初めて立ち止まって考えた。そこからは、濁った気分はそのままに、とにかく考える日々。もうすぐ、2019年が終わるけれど、この一年を一言でいうなら、「考え、悩みに暮れた一年」。これに尽きる。
次のページ>>悩むほどに行動した。これはわたしの生き方のひとつ。
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