ピープル
神崎恵「もう、メイク落としていいですか?」
22.Sep.2020

神崎恵「あの手この手」【もう、メイクを落としてもいいですか? vol.18】

vol.18「あの手この手」

「神崎さんが仕事をする上で、心がけていることをひとつ教えてください」。こんな質問をもらった。 仕事をする上で、気をつけていること、大切にしていることはたくさんあるけれど、ひとつと言われたら「あの手この手をもてるようにいる」こ
とだと思う。
      
 「あの手この手」、とはどんなことか? それはこの言葉の通り、いろいろな方法や声をもつということ。 

例えば、わかりやすく言うとこんなことだ。ある媒体から「裸で撮影はできないか」という仕事の依頼がきたとする。もちろん裸にはなれないけれど、そこで「できません」とお断りをするのではなく、「裸にはなれませんが、例えばパンツ1枚ならいけます、どうでしょう?」と交渉する。「パンツ1枚だとこんなポージングやあんなポージングもできます」とできることが増えることも併せて提案する。これはあくまでわかりやすい例えではあるけれど、日々このような「NO」ではない前向きな提案をするよう意識している。

ここで大切にしているのは、ただ条件を変えて終わりではなく、しっかりと満足してもらい、お願いしてよかった、と結果を残すこと。

だから、例えばこれはどうでしょう? こんなことも加えたらどうか? こんなこともできる、といろいろな角度から「自分ができること」のプレゼンができるよう、常に頭の中にできることリストを膨大な量、用意している。
もちろん「NO」とお断りすることも必要なときはある。けれど、わたしの中で、「断る」のは最後の手段。いただいた仕事の依頼へは、できる限り自分の精一杯で実現し結果を残すことを大切にしながら臨んでいる。

「あの手この手」

これは、仕事のことに限らず、生きるうえで、とても大きな力になってくれていると感じている。例えばスプーンを使いたいのにそこにないとき、即座に違う手を考えることができるとか、そんなちっちゃなことから、人生に関わる大きなことまで、頭をフル回転させることができるかどうか。

できるだけ素早く、ひとつの物事を立体的、平面的、至近距離、遠距離といろーんな角度や方向から考え、幾つかの方法を出せるようにしていると、成し遂げたいことが身近になるというか、うまくいきやすくなるな、と体と頭がしっかりとそれを確信している。
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