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神崎恵「もう、メイク落としていいですか?」

神崎恵「体や心のヘルシーさを意識していると、結果、肌や身体も綺麗になる」【もう、メイクを落としてもいいですか? vol.37】

美容家・神崎恵さんによる連載「もう、メイクを落としてもいいですか?」。第37回目は「多感な時期」という題でお届けします。

vol.37「多感な時期」

あの頃のわたしは、何をあんなにもカリカリしていたのか? 思い出すたびに、「大丈夫よ」と背中をさすってあげたくなります。
 
17歳、とにかく自分が難しかった。とうにその年齢を超えて思い返せば、「多感な時期だったのね」と一言で解決することができるけれど、最中の自分は、それが何かもわからず、ただイライラした。自分の中が、得体の知れないものに侵食され、感情をぐるぐるとかき回されているような、とにかく自分でも自分が嫌になるくらい、しんどかった。思春期。一人の大人として自分を確立する時期。

そして今まさに、わたしは2度目の多感な時期を過ごしています。今回の症状はイライラではなく、うっすらと靄(もや)がかかっているというか、「なんかしっくりこない」。

ここ数年、体や頭の中が変化し始め、その変化に戸惑っているという感覚です。「変化」。これは、わたしが常々楽しんでいることの一つで、服やメイクといった簡単なことから、向かう方向まで。変わらないことと同じくらいに、大切にしたいこと。幼い頃から妙に心惹かれていた、蟬(せみ)やカブトムシの羽化のようにドラマティックなものではなくても、変化は楽しい。
それならばなぜ今、戸惑っているのか? 変化というものは、まずそれが自分始動なのかというところが重要だということだ。自分から動くのは楽しい。けれど、それ以外の何ものかの影響で起こる変化は、戸惑いと不安が先行する。「なんかしっくりこない」気持ち、との帳尻合わせをしながらいくことになる。今まさに、そんなゆらゆらバランスの真っ只中にいます。

ただ、こんなバランスを2年ほど続けていると、対処法に目を向ける余裕がうっすらと芽生えてくるもので、思春期にはただ振り回されるしかなかったけれど、さすが大人、これをどうしてくれようかと策を練ることができるようになりました。
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