俳優 定本楓馬さんにインタビュー!【2.5次元と飛躍】
withで好評連載中の「2.5次元と飛躍」。ミュージカル「テニスの王子様」で着実に役者としてのステップを踏み、今はエンターテイメント集団「男劇団 青山表参道X」としても活躍している定本楓馬さんにインタビューしました!
イメージにとらわれない、 カメレオンのような役者になりたい
「ストレートなお芝居と2・5次元の演技を分けている感覚はないんです。原作があるからこそ、そのもっともっと細かいところを見せたいんです」
小さい頃、〝ごっこ遊び〞が好きだったという定本楓馬さん。物心ついてドラマや映画の世界に興味を持ち、地元北海道にある演技の専門学校に入学した。在学中は大人計画のような演劇を見ることが多く、2・5次元に触れたことはなかったという。しかしデビューが決まり、役者として初めて挑んだ舞台はミュージカル『テニスの王子様』。なんと東京ドームシティホールでの公演だった。
「まさか役者としての初舞台が東京ドームになるなんて……。あんなに大勢の前でお芝居することってそれまでなかったし、思ったよりもキャパが大きくて、緊張で何も覚えてないです」
そんな緊張の初舞台から、わずか2年。『テニスの王子様』で着実に役者としてのステップを踏み、今はエンターテイメント集団「男劇団 青山表参道X」としても活躍している。
「旗揚げ公演も無事終了しました。いろんなバックボーンを持つ役者陣がいるちょっと変わったチームなので、他の劇団ではできないお芝居ができるんじゃないかと思っています」