リアルでも最強バディ、本宮・山口ペアの仲良しエピソードを深掘り

山口 こいつは全部ですよ。本当に私生活から仕事のことまでよく相談しています。
本宮 山口とは本当に家族ぐるみの付き合いで、僕の子供も小さい時から遊んでもらっているくらい。
山口 正月は毎年泰風の家で過ごしています(笑)。
— 本当に親族同然ですね!
本宮 餅食べて、テレビ観ながらゴロゴロしてるだけですけど(笑)。でも、本当に気を遣わなくてもいい空気感に救われています。何も言わないで済むみたいなことも多くて、例えば二人がドアから入るというシーンで、普通はどっちが先に入るかを役者さん同士だと話すんですけど、僕らはほとんど打ち合わせしない。いちいち話さなくても、今回は俺が、次はお前がみたいなのが無言でできるというか。そういうところも楽なんですよね。

山口 泰風は甘いものが好き。
— 意外です! 特に好きなものはありますか?
山口 いやもうなんでも。フラペチーノも好きですよ。
本宮 恥ずかしいから(笑)。
山口 あと、辛いものめちゃめちゃ強い。
本宮 俺の食の好みを片っ端から言ってるだけじゃん(笑)。
— 甘いのも辛いのも両極端に攻めていけるんですね。
山口 食の総合格闘技ができるという(笑)。
本宮 あ!山口さんは辛いものが食べられないんですよ。カレーの中辛もだめなので、星の王子さまカレーしか食べられない(笑)。現場のケータリングでよくカレーが出るので、彼だけ別メニューだったり、昔キムチを水で洗って食べてたこともあったくらい。
—本宮さんには苦手なものありますか?
山口 あ、お酒が飲めない。だんだん弱くなったよね。飲まなくなったら飲めなくなったということですかね。あと、テレビがついてないと寝れない(笑)。
—それは可愛い。 静かな場所だと眠れないんですね。
本宮 暗くして、テレビ消しちゃうと逆に目が覚めちゃうんです。ロケ先で一緒の部屋に泊まることもあるので、こいつには全部バレてるんですよね。ごめんな、テレビつけっぱなしでとか言いながら(笑)。
— では、最後に改めて読者の皆さんに一言お願いします。
山口 韓国ドラマに飽きたら、「日本統一」をぜひ!
— すごいパンチラインですね……!
本宮 任侠ものではありますが、身近な社会に置き換えられる群像劇になっているので、ぜひ一度観てもらえたら嬉しいです。
本宮泰風(もとみや・やすかぜ)
1972年2月7日生まれ、東京都出身。1994年にデビュー。その後、映画・ドラマなど多数出演する中、大ヒットシリーズ「日本統一」では、主演・総合プロデュースの二刀流で活躍。また、ネオVシネ四天王の一人と呼ばれ、数々のビデオオリジナル作品にも出演している。主な出演作品に、映画『バイプレイヤーズ』(21)、『ベイビーわるきゅーれ』(22)、ドラマ『麒麟がくる』『警視庁ゼロ係』、連続テレビ小説『ちむどんどん』等がある。
山口祥行(やまぐち・よしゆき)
1971年8月6日生まれ、東京都出身。ジャパンアクションクラブ出身。1986年ドラマ『十五少年漂流記 忘れられない夏休み』で俳優デビュー。2017年ジャパンアクションアワードベストアクション男優・最優秀賞受賞。本宮泰風と共にネオVシネ四天王の一人に名を連ねる。主な出演作品に、映画『アウトレイジ 最終章』(17)、『罪の声』(20)、ドラマ『駐在刑事』シリーズ、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』等がある。