役者として、父親として、子どもとの時間を楽しんでいます

児童精神科クリニックを舞台とする本作の撮影現場には、常に子どもたちがいる。山崎さん自身も父親として、日々子どもと向き合っているからこそ、そんな撮影現場での様子を、日常の延長だと楽しそうに振り返る。
「子どもたちがいると現場の空気がすごく明るくなります。子どもたちは休憩中、ママと一緒にいたり、現場にあるおもちゃなどで遊んでいたり、本番直前まで元気に動き回ってたりと、年相応の子どもらしさを持っています。でも本番になった瞬間、すごい集中力を発揮するんです。この間も4歳の男の子とふたりでお芝居をするシーンがあったのですが、本番になった瞬間に泣きの演技をするんです。それも毎回完璧に。子どもたちの演技力にはいつも驚かされますし、自分の心に正直に過ごしている子どもたちを見ていると、気持ちが和らぎます。
お芝居に関しても、『リエゾン』のストーリーは、父親として生活をしているなかで感じることや共感することがすごくあったので、入り込んでお芝居をしています。普段から親子愛などをテーマにした作品には涙腺が弱くなりがちなので、『リエゾン』は毎回泣きそうになるんですよね(笑)」