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【声優・島﨑信長×榎木淳弥】二人の青春時代の思い出は? 映画『ブルーサーマル』の魅力を語り合う

映画に重ねられる二人の青春時代の記憶は…

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本作は、主人公のつるたまがグライダーを通して仲間と出会い、自分の居場所を見つけていく成長物語でもある。ライバルとの出会い、ほのかな恋愛模様、航空部の遠征合宿などの描写に、自分の青春時代を重ねる人も少なくないはず。二人はどんな青春時代を過ごしていたのだろうか。まず島﨑さんに伺うと――。

「青二塾という養成所に通っていたんですが、その授業が本当に楽しかったんです。声優の養成所ではありますが、“俳優”を育てる方針で、日本舞踊やモダンバレエ、声楽など体を使った授業が多かったんです。卒業公演も体で表現する舞台でした。そんな体験を一つも経験したことがない、まっさらな状態で入所していたので、やることすべてが新しく、面白くて。毎日夢中になっていました」
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この頃の経験は、のちの仕事で生かされ、TVアニメ『カブキブ!』にまつわる番組で日本舞踊を披露したとか。そんなエピソードに、榎木さんも「学生の頃からいろいろ経験しておくことは大切だよね」と納得。一方、榎木さんが青春時代に夢中になったのは「競馬」という意外な答えが。

「大学の文化祭で、出席した後に時間があったので、友人と競馬にいったことがあります。ちゃんと出席はしているので悪いことではないんですけど、文化祭を抜け出して友人と遊ぶという……。そういうことのほうが、意外と記憶に残っています(笑)」

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インタビュー後編では、アフレコの様子や二人にとっての“ブルーサーマル”、そして30代になっての変化を伺った<3月17日更新>。

【Profile】

島﨑信長(しまざき・のぶなが)

12月6日生まれ。宮城県出身。主な出演作に、『Free!』シリーズ(七瀬遙役)、『バキ』シリーズ(範馬刃牙役)、『呪術廻戦』(真人役)、『ブラッククローバー』(ユノ役)、『ソードアート・オンライン アリシゼーション』 (ユージオ役)、『ましろのおと』 (澤村雪役)など。

榎木淳弥(えのき・じゅんや)

10月19日生まれ。東京都出身。主な出演作に、『呪術廻戦』 (虎杖悠仁役)、『はたらく細胞BLACK』(赤血球〈AA 2153〉)、『カノジョも彼女』(向井直也役)、など。その他、MCUシリーズ作品をはじめとしたトム・ホランドの吹き替えもつとめる。

【Information】

映画『ブルーサーマル』

全国公開中

(あらすじ)
主人公の“つるたま”こと都留たまきは、サークル活動や恋愛で充実した普通の大学生に憧れて長崎から上京するが、入学早々に事故でグライダーを傷つけてしまい、その弁償のために“体育会航空部”の雑用係をすることに……。思い描いていた大学生活とはかけ離れた環境だったが、主将である倉持潤の操縦するグライダーで空の美しさに魅了され、空に恋をする。いつしか先輩の空知大介や同期と固い絆を結び、“充実した大学生活”を見つけていく。果たして、“空”に恋した彼女は、“幸せになれる風(=ブルーサーマル)”を掴まえることができるのか――。

原作:小沢かな『ブルーサーマル ―青凪大学体育会航空部―』(新潮社バンチコミックス刊)
監督:橘正紀
声の出演:堀田真由、島崎信長、榎木淳弥、小松未可子、小野大輔、他
配給:東映
(C)2022「ブルーサーマル」製作委員会
(衣装)
【島﨑さん】ジャケット/¥60500(meagratia)シャツ/¥26400(CULLNI)パンツ/¥42900(meagratia)
【榎木さん】スタイリスト私物
撮影/水野昭子 スタイリスト/宇都宮春男(島崎さん)、久芳俊夫(榎木さん) ヘア&メイク/瓜本美鈴(島崎さん)、フリンジ(榎木さん) 取材・文/吉田あき 構成/岩崎幸
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