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「私自身が壊れてしまう、と思って、無理して笑うのをやめた」ぺえが語る、自分のネガティブな部分も愛せるようになったきっかけ

SNS総フォロワー100万人以上、YouTube登録者数39万人と幅広い世代から圧倒的支持を得る、ぺえさん。特にYouTubeでは、誰に媚びるわけでもなく、ありのままの“本音”をさらけ出し、「今一番、悩み相談したい」との声も上がる一人である。3月には初エッセイ『退屈の愛し方』(KADOKAWA)を上梓されたぺえさんに、全3回にわたってインタビュー。with online読者と同世代であるぺえさんが語る、生きやすいコツとは――。

みんな呼吸して生きてるだけで偉いよ、って私は思う

――『退屈の愛し方』ってタイトル、すごくいいですね。最初から決まっていたテーマだったんですか?

全然(笑)。一冊分の原稿を書き終えた時、ふと、「なんで私は光を見失わずにいられるんだろう?」って思ったんですよ。こんなにも無理せず、ラクに力を抜いて生きているのに、今のままでいいんだろうかとか、将来大丈夫かなとか、不安になることが全くない。それってたぶん、“退屈を楽しむことができているから”なんですよね。退屈って、ネガティブに受け取られがちな言葉だけど、そういうネガティブな瞬間すら愛して生きているからこそ、すべての出来事に光を見出して、今が人生で一番楽しいと思える。そういう生き方を選んだ自分に気づけたのは、この本を書いたおかげなので、タイトルにつけてみました。
――退屈=よくないこと、と思っているから、人生を充実させるためにあれこれ頑張ろうとして疲れちゃう、ってこともありますしね。

だから本を書くことに決まった時、誰かの背中を押したり前向きに頑張らせようとするような内容にだけはしないようにしよう、って思いました。そういう本が悪いわけじゃないけど、私はね、疲れて帰ってきた時に、短いエピソードを一つか二つ読んでいたらいつのまにか寝落ちしていた……くらいの軽さがいいな、って。だってもう、今の世の中、みんなめちゃくちゃ真面目に頑張って生きてるじゃないですか。呼吸して生きてるだけで偉いよ、って私は思うの。with onlineの読者みたいに、自分のことを女子と呼んでいいのかどうか悩みはじめる年代の女性は、みーんな、出口の見つからない悩みや葛藤を抱えながら、10代、20代をもがき続けて“今”にたどりついているはず。だからさ、もういいじゃん。ここまで頑張って走り抜けてきた自分を褒めてあげようよ! って私は言いたい。

――本を読んでいると、ぺえさんが自分のダメなところも曝け出しながら「いいんだよ!」と言ってくれる感じがして、女友達とおしゃべりしているような気持ちで、どんどん心が軽くなっていきました。

だったら嬉しい。最初から、私が頑張ったエピソードを書くつもりは一ミリもなかったんです。私自身が自分のことをどう思っていようと、まわりからは、ある程度、人から注目していただく立場で、成果を出しているようにも見えているでしょう? そういう人間の頑張った話を読むと「自分ももっと頑張らなきゃ」って、すでに頑張りすぎている真面目な人ほど、背負い込んじゃうじゃない。だから私は“頑張らないことを決めた”人間として、おこがましいけれど先陣を切らせていただいた。これは、そういう本です(笑)。
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