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古川琴音 「ひとりの大人としてどうこれから生きていけばいいのか」漠然とした不安は常にある

私の思い描く理想とは何なんだろう

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26歳の頃、私は何をしていただろう。思い返せばあの頃がいちばん自分に自信がなくて、ツラくて、迷っていたような気がする。

役者デビュー1年目にして初主演を務めた映画が評価され、瞬く間に人気女優となった古川琴音さんは、今年で俳優デビュー5周年を迎える26歳だ。これまで坂元裕二さんや濱口竜介さん、今泉力哉さんなど、名作を生み出してきた脚本家・監督からラブコールを受けてきた彼女もまた、26歳らしく揺れ動いていた。

「まだまだ、私の理想は何なんだろうという段階です。現実でモヤモヤすることがあったとしても、それが理想とかけ離れているからなのか、まだよくわかりません。この先この仕事をどうやって続けていくのか、この仕事を続けるのであれば自分の人生をどうやって過ごしていくべきなのか。漠然とした不安は常にあります」
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仕事の基礎は築いた。ではこの先どうすればいいのか。社会人ならば誰もがぶつかる壁だろう。古川さんは、今の年齢を“葛藤と不安の年”だと客観視する。

「ひとりの大人としてどう生きていくのかに向き合っていかないといけない年齢なんだと思います。一度きりしかない人生だから今と違うことに挑戦しようという気持ちが湧いてくる一方で、今まで積み上げてきたものを手放していいのか、この情熱は一時的なものに過ぎないんじゃないかと、自分で自分を見定めて進んでいく必要があり、思い切って行動しようにも、どこか自分の可能性を信じ切れない部分がある気がします」
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