ピープル
いい男に会いたい!
25.Oct.2018

【ぼくのりりっくのぼうよみは"終了"します!】スペシャルインタビューをお届け!

世の中の出来事はすべて“かりそめ”にすぎない

 冷めているわけでもなく、熱いわけでもない。音楽活動から身を引いた後も、彼は平熱で生きていく。
「とくに予定を決めていないんですけど、せっかくなので好きなことをいろいろやろうと思っています。瞑想とか。知り合いから『すげーいいよ!』と言われたので、確かめに行こうかなと。学生から今の職業をはじめたこともあって、僕にとっての〝社会〞は音楽業界の関係者たちで形成されているものだったんです。
だから、とりあえずそれから離れてみようと。もしかしたら来年ぐらいに、のたれ死んでいるかもしれませんね。僕は本質的に能天気なので、たぶん大丈夫!」
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さしずめ〝ネオさとり世代〞。どこまでも達観している新人類の言葉を聞いてるようだが、その根底には「積極的ニヒリズム」という考え方があるという。100年以上前に、哲学者のニーチェが掲げた思想だ。
「世の中の出来事はすべて〝かりそめ〞にすぎなくて、要するに無価値。だからといって、絶望しながら消極的に生きて行くんじゃなくて、逆に前向きに〝かりそめ〞を創造していく生き方もあるわけで。そんな思想に高校生の頃に触れて、僕は感銘を受けたんですよね。例えば、僕という本体から『ぼくりり』というゲームソフトを抜いても、また新しいゲームソフトを自分で作れるということです。それができたら、この先も何個だって作っていけるじゃないですか。一方で、『ぼくりり』だけ上達しても、仮にそれを取り上げられたらゲームオーバー。どうしよう……。
だったら、いったん『ぼくりり』は燃やしてしまってもいいかなって」
 ひとつの仕事や肩書に固執せず、柔軟にやりたいことを選んでいく。それは「人生100年時代」の攻略法として各界の専門家が口を揃えて提唱する生き方に合致している。世代が近いwith読者としては、今後の動向から目が離せない存在だ。
「社会が進化するスピードが速すぎて、10年後や20年後に何をしているかは想像できません。でも、なんとなくいい感じに過ごせていればいいな~。〝ぼくりり〞の終了に合わせて連載もラストに向かっていきます!ぜひ、次回作にご期待ください」

ぼくのりりっくのぼうよみさんのプロフィール

1998年生まれの現役大学生。高校時代から動画サイトで注目を集める。2015年、1stアルバム「hollow world」でメジャーデビュー。文学性の高い作詞スキルを活かし本誌で「なんかいい感じの小説」を連載中。

撮影/佐野方美 ヘア&メイク/ANNA 取材・文/浅原聡 デザイン/本田千尋
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