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注目の若手俳優・鈴木康介、ドラマ初主演で生まれた“絆”「常に“太陽”のような響矢くんに憧れていた」

別れ話をした後、記憶喪失となった恋人・律と、恋人だったことを隠して支える郁哉の切ない“両片想い”を描いたBLドラマ『ジャックフロスト』。今作で郁哉役を演じた鈴木康介さんに、ドラマでの撮影エピソードと、仲良くなったという律役を演じた本田響矢さんとのプライベートなお話をしてもらいました!

相反する感情を交互にお芝居をするのは難しかった

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――本田響矢さんと共に主演を務めるドラマ『ジャックフロスト』が好評ですね。その反響は届いていますか?

大変ありがたいことに、みなさんが喜んでくれていることを実感させていただいています。このドラマが放送されている“ドラマシャワー枠”のファンの方や、僕を応援してくださる方だけでなく、韓国、インドネシアなどいろんな国の方からの声もいただいて、ものすごく驚きました。僕自身のSNSのフォロワーも増えましたし、なにより韓国の方に「日本のBLが進化している」というコメントをいただけたことが、すごく嬉しかったですね。

――鈴木さんが演じた郁哉は、別れ話をした後に記憶喪失になる恋人・律を支えるという、難しい役柄だったかと思います。演じていて難しかったのはどんなことでしょうか。

記憶を失った律に対して、恋人だということを隠し通したい気持ちと、本当のことを隠している罪悪感が、郁哉にはあるんです。でもそれを同時に表現することはできないので、隠そうと決心する顔をした後に、罪悪感が顔を出すような表情をしていて。その相反する感情を交互にお芝居をするのは難しかったです。でも、律役を演じた響矢くんには、この悩みは話してはいけないと思ったので、監督に相談して決めていきました。
――なぜ本田さんには話せないと思ったのでしょうか?

僕は撮影中、響矢くんのことを、ずっと律だと思って接していたので、郁哉と同じく、戸惑っている気持ちは同じように隠したかったんです。監督と話した結果、“どちらの気持ちを表現するのもアリだよね”という話になり、探り探り演じていました。今作は原作がないからこそ、自分でしっかりと郁哉を作っていく作業はおもしろくもあり、難しい、いい経験となりました。

――その心遣いから生まれるお芝居だったからこそ、リアルなのかもしれないですね。

そうだと嬉しいです。今回、カメラも手持ちで撮影するシーンがあったり、「こんな画角で撮影するの!?」と思うところにカメラがあったりして、ふたりの生活を盗み見している感覚になれるんですよね。僕たち自身、撮影中にカメラがどこにあるか分からないこともあって(笑)。結果的に、そのカメラからの目線は、透明人間になってふたりを近くで見ている感覚とすごく近いものになったので、いい挑戦作になったと思います。
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