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元暴走族の総長という異色の経歴。瀧川鯉斗が“落語の沼”に落ちた理由「落語の“ら”の字も知らないまま、弟子入りをお願いした」

舞台の沼にハマる Vol.6

舞台に興味はあるけど、何を観ればいいのかわからない。そんな人のために、その道のプロたちが舞台の世界をナビゲート。多くの人々の心を摑む、舞台の面白さの秘密を教えてもらいました!

究極の一人芝居、落語沼

元暴走族の総長という異色の経歴と、見る人を惹きつけてしまう圧倒的な華で、伝統芸能の落語を現代のマスに広げた、噺家・真打ち、瀧川鯉斗さん。初心者でも楽しめる演目やプライベートの姿を、優しい笑顔と低音のイケボイスで話してくれました!

【落語界のアウトサイダー】瀧川鯉斗

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暴走族総長から落語家の真打ちに

バイクの魅力に取り憑かれて、17歳まで暴走族で総長をやっていました。暴走族業界は17の終わりに引退なんですが、その時に「俺は何がやりたいんだ?」と自問して。映画が好きだったので、役者になりたい!と思い、上京したんです。

ツテも何もなく新宿の『赤レンガ』というレストランでバイトを始めたのですが、そこで師匠・瀧川鯉昇と出会ったんです。そのレストランで師匠が年に2回ほど独演会をやっていたのですが、オーナーが「役者になりたいなら落語くらい知っておけ」と、その日は働かずに落語を聞いていいと言ってくれて。

それで、人生で初めて見た落語に感銘を受けたんです。こんな芸があるんだ! これって究極の一人芝居だ!って。それで、落語の「ら」の字も知らないまま、その日の内に弟子入りをお願いしました。

ずっと座ったまま1人で何役も演じる姿に感動して、落語の沼に落ちていきました。役者の夢を振り切るくらいの魅力と演技力が師匠にはありました。
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