ピープル
いい男に会いたい!
23.Feb.2021

松坂桃李がハロヲタに!「あややの姿が光となって人生が動き始めるんです」映画 『あの頃。』インタビュー

アイドルに青春を捧げた“ハロヲタ”役を全力で体現

ここ数年、重厚なテーマの作品が続いていた松坂さん。2021年の幕開けとなる映画『あの頃。』では、松浦亜弥さんに熱中するアイドルオタクを熱演し、役者としてまた新たな一面を見せてくれた。
pattern_1

【PROFILE】松坂桃李

1988年10月17日生まれ。神奈川県出身。2009年の俳優デビュー後、ドラマや映画をはじめ、数多くの話題作に出演。4月より土曜ドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』(NHK)で主演を務める。待機作に、映画『いのちの停車場』『空白』『耳をすませば』などがある。

脚本を読む前に「やる!」って決めました

映画『あの頃。』への出演は、台本を読む前に、インスピレーションで決めたと松坂さんは振り返った。

「最初にマネージャーさんから、『松浦亜弥さんのファンの役、どう思います?』とだけ言われたんです(笑)。で、『やります』と即答。なぜ二つ返事だったかというと、僕が中学1年生のとき、3年生に松浦亜弥さんがいたんですね。特に交流があったわけじゃないんですけど、その印象が強くて、自分の先輩のファンになるっていうことに運命めいたものを感じて、迷わずやりますといいました。

監督が今泉(力哉)さんであること、台本の内容などの詳しい情報は後から知りました。今までこういう仕事の決め方をしたことはないんですけど、この作品に関してはインスピレーションでしかなかった。実際に台本を読んでみると、粒立った個性豊かな登場人物たちが渋滞していて、めちゃくちゃ面白くて、直感は間違ってなかったなと。『オレ、すごいな』なんて思っちゃいましたもん(笑)」
松坂さんが演じたのは、松浦亜弥の『♡桃色片想い♡』のMVを観たことがきっかけで、ハロー!プロジェクトのアイドルにハマっていく主人公・劔(つるぎ)。

「劔はお金もないし、彼女もいないし、全てが上手くいってなくて地中にいるような気分で日々を過ごしていた人。その中で、たまたま観たあややの姿が光となって彼の人生が動き始めるんですよね。ただ可愛いから好きという単純なものじゃなくて、救ってくれた存在だったんだと思います。

自分に置き換えてみるとBUMP OF CHICKENさんかもしれない。バンプの歌はそのときどきで原動力になっていて、頑張れと背中を押してくれるというよりは、気持ちに寄り添って前向きにしてくれる存在です。何度助けられてきたか……。

だから劔さんを演じるにあたっては、好きなものに対してスイッチが入ったときの集中力やのめり込み方とか共感できる部分が多かったです」

仕事とは別で、「我を忘れる時間を持つことも大事」だと口にする。

「仕事は人生の一部のはずなのに、大人になると仕事がすべてになりがちですよね。でも、好きなものを楽しんでいる時間だけは現実から切り離されて、それだけで気持ちや生き方に緩急をつけられる。頭の中が切り替わることで、煮詰まっていた問題を新しい切り口で見直せることもありますし。仕事と好きなモノ、その両軸をバランスよく行き来できるのが理想です」

INFORMATION

映画 『あの頃。』

絶賛公開中

pattern_1
© 2020『あの頃。』製作委員会
劔樹人氏による自伝的青春コミックエッセイ『あの頃。男子かしまし物語』を実写映画化。ハロー!プロジェクトへのほとばしる愛情やオタク仲間たちとの出会いと別れを描いた、笑いと涙の青春エンターテインメント。出演:松坂桃李、仲野太賀ほか。
撮影/女鹿成二 スタイリスト/小林新 ヘア&メイク/髙橋幸一(Nestation) 取材・文/長嶺葉月 ※再構成 with online編集部 
 
18 件

キーワード

急上昇キーワード

新着記事

あなたへのおすすめ