宮野真守【声と形を行き来する】Vol.6
果たしてどんな意気込みで声とカラダを磨き上げ、唯一無二のキャリアを築いてきたのか? 働くOLを勇気づけるように、インタビューを通して力強いトーンで自身の生き様や考え方を明かしてくれた。もちろん宮野真守らしく、随所に笑いを交えながら。

何かを突き詰めて得た自信が次に進む勇気をくれる
「『あれがやりたい』『これは嫌だ』と選り好みするよりも、まずは目の前にある仕事を突き詰めることが大事だと思います。例えば雑用でも本気で取り組んでいれば、上司の目に留まって予想外のチャンスをもらえるかもしれないし。冒頭の話に戻りますが、自分の状況を分析して突き詰めることで可能性が広がっていくはずです」
――幸せの種は意外と身近なところに隠れているかもしれないと。
「変な言い方だけれど、子役だった僕にとって声優は最初に目指したものではなかったわけで。でもやってみて、楽しさをしっかり見つけていくことにより、そこに夢があることに気づいたんですよ。
仕事がうまくいく・いかないで悩んでいる方が多いと思うんですが、自分に何が向いているか・いないかなんて分からないので。まず目の前にあるものに挑戦してみて、自分を知るということがすごく大事なのではないかと。それは僕がキャリアを通して実感してきたセオリーです」