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『家庭教師のトラコ』中村蒼が語る、脚本家・遊川和彦「ごまかしのきかない緊張感は出会った当時から感じていた」

2006年、主演舞台『田園に死す』にて俳優デビュー後、多数の映画、ドラマ、舞台で活躍する中村蒼さん。現在放送中のドラマ『家庭教師のトラコ』(毎週水曜夜10時放送・日本テレビ系)では、橋本愛さん演じる謎多き家庭教師・トラコの幼なじみであり、パートナーの福田福多役を演じています。本ドラマを手掛けるのは、『家政婦のミタ』『同期のサクラ』『35歳の少女』など、数々のヒット作を生み出してきた、脚本・遊川和彦氏×プロデューサー・大平太氏コンビ。遊川作品への出演は、14年ぶりとなる中村さん。そんな中村さんに、本ドラマにまつわるお話から、“俳優”という職業に対する思いなどご自身のことまで、たっぷりと伺いました。

知れば知るほど謎が深まっていくのが本ドラマの魅力

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――橋本愛さん演じる根津寅子(トラコ)は、どんな志望校にも100%合格させる家庭教師。生徒によって服装もキャラクターも別人のように変わり、授業のやり方も型破り。かなり、得体のしれない人です。

知れば知るほど謎が深まっていく、というのがトラコの、そしてこのドラマの魅力だなと脚本を読んだときに思いました。一見、受験勉強とはまったく関係のない授業……第一話では、生徒である6歳の知恵ちゃんに「幸せってなんだろう?」と考えさせることで、小学校受験に必死だった中村家にとって本当に必要な団らんをもたらしてくれる、いわゆる家族再生モノに見えます。そうして観る人たちにも、生きていく上で本当に大切なことを教えてくれるようなドラマなのかなあ、と一瞬思うのですが、トラコがただいい人とはイマイチ思えない。彼女の過去にはいったいなにがあるんだろう、何が目的で家庭教師をしているんだろう、と気になってたまらなくなりますよね。

――中村さんが演じるのは、そんなトラコのマネージャー的存在で、生活の世話もする幼なじみ・福田福多です。彼は、ごく普通の常識人のように見えますけど、やっぱり、どことなく謎めいた空気が漂っていますよね。

仕事のサポートをして、突然家に押しかけてきた彼女にごはんをつくって、洗濯もしてあげる。トラコにふりまわされっぱなしですが、東大卒のエリート感はちゃんと漂うように演じてほしいと脚本の遊川さんには言われました。できているかどうか、わからないですが(笑)。
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