ピープル
いい男に会いたい!
28.Oct.2020

大貫勇輔「突然歌ったり踊ったりする『ルパンの娘』円城寺は、ただただありがたい役」その理由とは?

語りたい「これから」のこと

ダンサーと俳優を本気で両立させることが自分らしい生き方

「俳優の身体」になりたくて ダンスをやらなかった時期も

どんな役柄でも、どんなシチュエーションでも、身体的な感覚を頼りにベストな表現を探ることができる。それが、キャリアを通して幅広いジャンルのダンスに精通してきた大貫勇輔さんの特殊能力なのかもしれない。

「身体の“あり方”で、その人の精神状態が表せると思うんですよ。例えば人間って、気分が落ちている瞬間と、嬉しい瞬間では、重心の高さが違いますよね。今日の撮影も、ラグジュアリーなホテルに滞在しているビジネスマンのドシンとした雰囲気を想像しながら、しっくりとくるポジションを探っていきました。ただ、シャツを着たままシャワーを浴びたのはカメラマンさんのリクエストですよ(笑)」
ミュージカルやドラマの役作りで台本を読むときも、理詰めで芝居のプランを練るよりは、役柄に合った声色やリズムで発声できる姿勢を模索することに集中しているという。その感覚を、かつては手放したいと思っていたそう。「ミュージカルや演劇作品、ドラマに挑戦していく過程で、ダンサーでいることをデメリットに感じてしまう瞬間がありました。自分では普通にやっているつもりでも、監督から『もっと背筋を普通にしてくれ』ってダメだしされてしまったり……。だから俳優の身体になるために、ダンスを一切やらなかった時期があるんです。結局、それでは自分の強みを生かせないなって気づくことができたんですけど」
もともと目の前のハードルが高いほど燃えるタイプ。ひとつの道に専念するより、「俳優として芝居のスキルを磨く」ことと「ダンサーとしての身体能力を維持する」ことを本気で両立させる生き方を選んだ。ドラマ『ルパンの娘』で演じた円城寺輝のように、現在は大貫勇輔という表現者にしかできないような役柄を引き寄せている。「円城寺輝は世界を股にかける泥棒役で、突然歌ったり踊ったりするので、自分の身体やミュージカルで培った表現を存分に生かせるというか。ただただ、ありがたい役柄です(笑)。10月から放送が始まる続編でも、スタッフの方々とともに作品を作っていきたいです」
今年はTVアニメの声優に初挑戦したり、バラエティ番組でも独特なプライベートを語って爪痕を残したり、さらに活躍の場を広げている。「駆け出しの頃にやりたいと思っていたことをほぼほぼ経験できてきたので、これからはひとつひとつを深めていきたいなと。まだまだ、努力あるのみ。今日も帰って、筋トレします(笑)」
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1988年8月31日生まれ。神奈川県出身。身長180㎝。主な出演作品はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』や『メリー・ポピンズ』、コンテンポラリーダンスの巨匠マシュー・ボーンの『ドリアン・グレイ(』主演)など。最近ではドラマ『グランメゾン東京』に出演、声優にも挑戦するなど活動の場を広げている。現在はミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』に出演中。昨年話題を集めたドラマ『ルパンの娘』の続編(毎週木曜22時~、初回15分拡大/フジテレビ系)が放送中。
撮影/田形千紘 スタイリスト/佐藤純志 ヘア&メイク/松田蓉子 構成/杉浦香 取材・文/浅原聡 ※再構成 with online編集部
 
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