「撮影現場はわちゃわちゃした“休み時間の教室”みたいでした」

犬飼 みんなよくお話されるし、明るくてわちゃわちゃした“休み時間の教室”のようでした!
— 劇中とは異なる雰囲気?
犬飼 全く違いますね。だからこそ救われたところもあります。重たいシーンの後に、カメラが回っていないところまで静かだと余計に気分が沈んでしまうので、そういう時に和気あいあいとしていたことで心のバランスをとることができてよかったなと思います。

犬飼 大体、僕と助監督さんとで盛り上がり始めることが多かったです。そこからカメラマンさんやその他のスタッフさんに伝染していって、しまいには全員で話に夢中になってしまったり……。「もう始めるよ!」と仕切る人がいなくてヤバいヤバい!ってなることもありました (笑)。
— 浮気をサレタガワの暢を演じてみていかがでしたか?
犬飼 僕は同じ男として、共感できない部分が多くありました。だからこそ、おもしろいなと感じながら演じていましたし、最後は視聴者の方と同じように「暢には幸せになってほしいな」って強く思いました。僕にとっての愛すべきキャラクターが一人増えた感覚です。

犬飼 好きがゆえの優しすぎるところ。どれだけ藍子から理不尽な目に遭っても、懲りずに優しくしちゃうって客観的に物事を見る能力に欠けている部分があるのかなと思っていて。監督とも「若干、暢もおかしいですよね」という話もできたので、そういう部分も含めて演じられたらいいなって思っていました。