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野村周平「芝居は人生経験の積み重ねで生まれるもの」“世間を知る”ことの大切さとは?

2010年に俳優デビューし、幅広い役柄を演じる実力派俳優・野村周平さん。車好きとしても知られる野村さんが主演を務める映画『ALIVEHOON アライブフーン』が全国公開中です。本作は、野村さん演じるeスポーツ日本一・大羽紘一が、リアルドリフトの頂点を目指すというオリジナルストーリー。公開を記念し、全3回にわたって野村さんにインタビューを実施! vol.2では、野村さんご自身にフォーカス。「話していて惹かれる人」「やりたいことが二つあったら……」など、野村さんの思考に迫ります。

▼前回はこちら▼

芝居は人生経験の積み重ねで生まれるものだと思う

――野村さんが話していて心を惹かれるのって、どんな人ですか?

やっぱり人生経験が豊富な人ですね。俳優って、意識していないと世間知らずになりかねない職業だと思うんです。仲間内とだけつるんでいるとか、視野を狭めようと思えばいくらだって狭められる。そして、自分と同じ価値観の人たちと、自分たちだけの常識の中で、心地よく生きてしまう。たしかに居心地が良いかもしれないけれど、一歩間違えれば傲慢さにも繋がりますよね。そんな中で、自分から一歩外に足を踏み出して、「外の世界を知ろう、もっといろんな価値観に触れよう」としている人は広い視野で世間を捉えているから、話していてもおもしろい。その人自身にエンターテインメント性のあるとやっぱり心を惹かれるし、僕もそうありたいなと思いますね。
――世間を知っていることは、お芝居にも影響すると感じますか?

そう思います。芝居って、人生経験の積み重ねで生まれるものだと僕は思っているので。違う業種の友人と遊ぶと、みんなそれぞれ生きている世界が違って、常識や文化が違うこともわかる。たとえば会社員の友達がどんなことに悩んでいるのか、みたいなのもそうですけれど、スーツをどんなふうに着こなして、どこにこだわりをもっているのか、眼鏡をかけている人はどんなしぐさをしがちなのか、みたいなこともわかる。ふとした瞬間に、その文化に染まっている人は気づかないような、独特で些細な動きを発見するのって、おもしろいんですよ。そういうのを自分の中でストックしておくと、そのカテゴリーに属する役が舞いこんできたときに、活かせますよね。

――ああ……だからでしょうか。野村さんって、セリフの外にあるふとした瞬間の演技が、とても素敵じゃないですか。視線の動かし方とか、沈黙の表情とか。とくに最近、静かな演技にますます深みが増したような気がするんですけれど。

それは前よりも人生経験を重ねて世間を知ったんでしょうね(笑)。
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