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01.Aug.2020

金子大地「上京当時は毎日『もう北海道に帰る』とぼやいていました(笑)」

鬱屈、諦観、絶望と希望。今、僕らがやるべき青春映画。

イマドキのモンスター新入社員、ゲイの男の子など、多彩なキャラクターを演じ分ける金子大地さん。映画『君が世界のはじまり』で演じた男子高校生の伊尾にはシンパシーを感じたとのこと。共感エピソードを語ってくれました。
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【PROFILE】金子大地

1996年9月26日生まれ。北海道出身。2015年、デビュー。主な出演作はドラマ『おっさんずラブ』、『腐女子、うっかりゲイに告る。』など。今年2月に上演された彩の国シェイクスピア・シリーズ第35弾『ヘンリー八世』で舞台にも初挑戦。公開待機作にW主演映画『猿楽町で会いましょう』がある。

実はホームシックにかかり夜な夜な友達にぼやいていた!?

恋、友情、家族……。迷い、もがく多感な高校生たちの心の叫びを映し出した青春映画『君が世界のはじまり』。金子大地さんが演じた伊尾は、東京から大阪に引っ越してきた一匹狼的な存在で、スカした空気を漂わせる。

「伊尾のカッコつけてる感じというか、どこか諦めているような部分は共感できましたね。僕らの世代って何かはわからないけど、何かのレールから外れたような気がしていて。だからこそ、そういう僕ら世代がやるべき青春映画だなと思いながら演じました」

金子さん自身は役者を目指し、18歳で北海道から上京。だからこそ伊尾が抱える環境の変化への不安も理解する。

「東京に来たときは右も左もわからず不安でした。人の多さ、道路の狭さなど、ビックリすることだらけで。当たり前なんですけど、夏は暑くて、冬は寒いですし。北海道は暖房設備が整っているので、家の中の温かさが東京とは全然違うんです。ホームシックにもなりました。最初の頃は毎日友達に『もう北海道に帰る』とぼやいていましたね(笑)」

共感する面がある一方、自身の高校時代とは真逆だったようで。

「僕は『今、楽しければOK』というような感じで毎日を過ごしていたタイプ。学校も部活も楽しくて。健全な高校生活を送っていたと思います」

映画は全編通して若者たちの葛藤が描かれ、ヒリヒリする場面の連続。

「僕はほとんど(純を演じた)片山友希さんとのシーンでした。最後、駐車場で純と言い合う場面は印象に残っていますね。本音でぶつかり、伊尾と純がちょっと通じ合えたようなシーンなので。片山さんの集中力はすごくて、そのおかげで僕も『よし!』とスイッチが入りました。空き時間には、お笑い好きな片山さんがオススメを教えてくれたり。ずっと聞いていました(笑)」

ちなみに、伊尾はいつもブルーハーツを聴いている男の子。金子さんの学生時代のフェイバリットソングは?

「中学、高校時代によく聴いていたのはMr.Childrenの曲。『終わりなき旅』とかものすごく聴いていて、学生時代の思い出ソングです。今でもたまに聴いたりしますが、当時のことを自然と思い出しますね」

INFORMATION

『君が世界のはじまり』

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©2020「君が世界のはじまり」製作委員会
大阪のとある町の高校生えん、隠れて泣いていた同級生にひとめぼれする琴子、転校生の伊尾と関係を持つ純。退屈な日々を送る中、高校生による父親の殺人事件が起きる。納得できない思いを抱える少年少女たちは営業終了後のショッピングモールに忍び込み……。7月31日より公開中。
撮影/谷口巧(Pygmy Company) スタイリスト/山田陵太 ヘア&メイク/Taro Yoshida 取材・文/関川直子 ※再構成 with online編集部 ※情報はwith2020年9月号発売時点のものです。
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