忙しい毎日の中でも料理や掃除など家事をすることが苦ではないと語る瀬戸さん。読者が抱える悩みでもある「仕事と家事の両立」を無理せずこなすためのコツを教えてもらいました。
「コロナ禍を経て、日常を工夫して楽しむようになった」
想像力や発想力は筋トレと同じ。サボった分だけ衰える

瀬戸 僕はもともと積極的に外に出て活発に活動するタイプではないので、大きく変わったということはないかもしれません。全てがストップしてしまったとき(初の緊急事態宣言が発令された2020年4月)はさすがに、「こんなにグータラしていていいのかな……」とは思っていましたけど!(笑)
でも、ここ数年で日々の何でもない生活を工夫して楽しむようにはなりました。たとえば料理をするとき、冷蔵庫の容量から逆算して効率よくまとめ買いをするようになったり。あとは、お芝居ができない間も僕が趣味で描いた絵を通じてハッピーな気持ちになってくれる人がいたら嬉しいなと思って、SNSに投稿するようになりました。SNSに対しても、今まではどこか温度を感じることができなかったのですが、このコロナ禍を経てSNS上でもちゃんとつながることができるんだと思えるようになりました。

瀬戸 時々ですけどね! きのこが好きで、きのこパスタはよく作ります。もちろん買い物も自分で行きます。
— 他にもプライベートで工夫されたことはありますか?
瀬戸 ベランダをDIYしてゆっくり過ごせるスペースを作ってみたり、紙粘土を使ってものづくりをした動画をYouTubeにアップしてみたり、色々なことに挑戦しました。こういう想像力や発想力は筋トレと一緒だと思っていて、何もしていないと衰えていくような気がするんです。何より、考えることって楽しいですし。だから、ぼーっとせずに意識的に考えて、手を動かすようには心がけていました。

永野優太/online班
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