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23.Nov.2020

中川大志「今までとは違った“筋力”を使ったという感じがします」アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』

多彩な才能の持ち主の新たな挑戦は、切なく美しいアニメーション映画

俳優としてのキャリアはすでに10年以上だが、「未知のジャンルはまだたくさんあってワクワクします」という中川さん。アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』で挑戦した声の演技の楽しさ、難しさについて語ってくれました。
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【PROFILE】中川大志

1998年6月14日生まれ。東京都出身。出演映画『犬部!』が2021年公開。石井杏奈さんとのW主演映画『砕け散るところを見せてあげる』(2021年4月9日全国公開)は、第36回ワルシャワ国際映画祭 国際コンペティション部門正式出品が決定している。

いつもとは違う“筋力”を使って演じました

ライヴレストラン モーション・ブルー・ヨコハマで「コントと音楽vol.02『他人関係』」に出演し、歌、ダンス、笑いと三拍子揃った芸達者ぶりを披露したばかりの中川大志さん。

無尽蔵なポテンシャルを感じさせる彼が次に挑んだのは、田辺聖子原作の同名小説をアニメーション化した映画『ジョゼと虎と魚たち』。

2003年には妻夫木聡さん、池脇千鶴さん主演で実写化もされた名作だ。今回は、清原果耶さんとの瑞々しい顔合わせも話題になっている。

「切ないストーリーだけど、アニメーション映像がとてもきれいなんです。これまで僕がやらせていただいた洋画の吹き替えやキャラクターものとは、またちょっと違うトーンで臨ませてもらいました。今までとは違った“筋力”を使ったという感じがします(笑)」

担当したのは、自分の世界の中で生きてきた車椅子のジョゼとひょんなことから出会う大学生・恒夫の声。

「恒夫は4年生なので、22歳の僕にとっては、まさに等身大。心がけたのは、作り過ぎず、作らな過ぎずというバランスです。繊細なお話なので、ナチュラルさも大事だけれど、人間が映像の中にいるのと比べると、情報量が少ないので、それを補うために声に気持ちを乗せていくお芝居は必要になる。その調整が難しかったですね。同時に、体を使っている時とは違う声が出る面白さもありました」

もちろん俳優として長くキャリアを積んできた自負もある。

「声優さんにしかできないこともあるけれど、逆に僕ら声優じゃない人間、役者がやるからこそできることもあると思うんです」
新型コロナの影響でエンターテインメントの世界も、様々な試練に晒(さら)されている。制作過程もこれまでとは大きく様相を異にしているが、目の前のことをひとつひとつ楽しむポジティブな姿勢には影響がないようだ。

「『こうじゃなかったらよかったのに』って僕も思うけど、悲観的になりすぎないようにはしたいなと思っています。『この状況だからこそできることを考えていたら、結果的にいつもとは違うチャレンジや発見ができた』と思える行動をしたいですよね。

それは、学生も仕事をしている人も同じだと思います。そうやって、きっとそれぞれの生き方が変わってくるんじゃないかって。今、この時代を生きている皆さん、一緒に頑張りましょう!」

最後は力強い言葉と共に、とびきりの笑顔を見せてくれた。

INFORMATION

『ジョゼと虎と魚たち』

12月25日公開

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©2020 Seiko Tanabe/
KADOKAWA/ Josee Project
車椅子で過ごしてきたジョゼが一人の大学生と知り合い、恋と、人生のきらめきを知る……。2003年には妻夫木聡さん、池脇千鶴さんで実写化もされた名作をリアル、かつイマジネーション溢れたアニメーションの手法で描く。
撮影/瀬津貴裕(biswa.) スタイリスト/山本隆司 ヘア&メイク/堤紗也香 取材&文/和田淳子 ※再構成 with online編集部 ※商品情報はwith2020年12月号発売時点のものです。
 
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