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千葉雄大、永山絢斗が語る、30代になって変化した仕事との向き合い方「自分の癖とかも分かってきて、それがコンプレックスになるときも」

第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を授賞した大ヒット演劇漫画『ダブル』が、WOWOWにて遂に実写ドラマ化! 「世界一の役者」を目指す、2人の男性の魂のぶつかり合いを描いた本作。演じるのは同い年の実力派俳優・千葉雄大さんと永山絢斗さん。役者が役者役を演じるということ、そしてお互いへの印象、ライバル心、さらには30代になってからの仕事観の変化についても伺いました。インタビュー最終回では、30代に入ったお二人の仕事観の変化についてお届けします。

▼これまではこちら▼

二人が20代の頃と比べて仕事において変化したこと

――本作でお二人が演じられたのは、ともに30歳で役者の宝田多家良(千葉さん)と鴨島友仁(永山さん)。30歳という年齢はまだ若いけどすごく若いわけでもない。それゆえ、いろいろと仕事観の変化が起こる時期だと思います。スターになった多家良も、売れずにくすぶっている友仁も、同じように「このままでいいのか」と揺れています。お二人は、20代の頃と30代になってからで仕事への思いはどのように変化しましたか?

永山絢斗さん(以下、永山) 年下の役者さんが増えてきたし、あとコロナ禍もあって、仕事への向き合い方は変わったなとは思います。年齢を重ねて、責任を感じるようになりました。

千葉雄大さん(以下、千葉) 僕が年々感じるようになっているのは、伝えるのって難しいな、ということ。というのも僕は、自分がめんどくさくなっているのを感じるんですね。「これは好きじゃない」と感じる度合が高くなったり、「これでいいのか?」といちいち疑問に思ってしまったり。経験が少なかった20代の頃よりまわりが見えてしまう分、「こうしたらいいのに」とか思うことが増えて。それを伝えるんですけど、と言ってもベテランなわけではないから偉そうになってもいけないし、その伝え方が難しい。今はそういう過渡期にいるのかな、という気がしています。

永山 責任は増す一方で、歴が長くなって自分の癖とかも分かってきて、それがコンプレックスにも感じてくる。そういうのを日々、作品ごとに壊していきたいし、そうして刺激的な毎日を送りたいな、と。そんな年齢になってきたとは思いますね。

千葉 うん、破滅願望はありますね(笑)。

「自分の伸びしろのなさに苦しんでいた時期も」(永山)

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――お二人は多家良と友仁のように、役者を辞めたくなったことはありますか?

永山 誰でもあると思いますけどね。……って、決めつけてごめん。

千葉 アハハ! 僕は正直、「辞めたい」はなかったんですけど、仕事がなくなったら別のことをすればいっか、ということは思っていました。

永山 僕はこの仕事を始めて6~8年……、10年経たないぐらいの頃は、自分の伸びしろのなさに苦しんでいました。年齢のこともあったんでしょうが、行き詰まってよく「辞めようかな」と考えたこともありました。でも30歳を過ぎてからは、時間の流れが早くなってきたというのもあって、あまり自分を責め過ぎず褒めてやろう、という気持ちに変わってきましたね。
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