ピープル
あの人に会いたい!

野村周平「歳を重ねるうちにSNS上の悪口も気にならなくなった」アメリカ留学後、日本に戻ってきて感じること

2010年に俳優デビューし、幅広い役柄を演じる実力派俳優・野村周平さん。車好きとしても知られる野村さんが主演を務める映画『ALIVEHOON アライブフーン』が全国公開中です。本作は、野村さん演じるeスポーツ日本一・大羽紘一が、リアルドリフトの頂点を目指すというオリジナルストーリー。公開を記念し、全3回にわたって野村さんにインタビューを実施! vol.2に引き続き、インタビュー最終回でも、野村さんご自身にフォーカス。アメリカ留学後に日本社会に対して感じることとは――。

▼これまでのインタビューはこちら▼

日本を拠点に、転々と、行ける時に行ける場所に行きたい

――アメリカに留学されていたのも、人生経験を重ねるための一つですか?

そうですね。海外で活躍したいからというわけではなくて、いろんな世界を見てみたかったんです。その欲は今も変わらず、日本を拠点に、転々と、行ける時に行ける場所に行きたいなあという感じ。次はイギリスかトルコに行きたい。本当はロシアに行きたかったんですけど……。

――海外旅行をするにも、いろいろと難しい情勢になりましたね……。

だからやっぱり、今後は行きたいと思ったときに行動しなきゃと思います。

SNS中心の社会に息苦しさを感じる

pattern_1
――日本に帰ってきて2年ほど経ったかと思いますが、何か以前と変わったことはありますか?

僕自身は特に変わってないと思うけれど、日本人は他人のことを気にしすぎだなというのは、前以上に感じるようになりました。まあ、僕もいろいろ言われたりしますけど……そうでなくても、何か目立ったことをする人がいると、ものすごい勢いで非難するじゃないですか。そりゃ、悪いことをした人は、悪いですよ。でも、その非難が過剰というか、行き過ぎているなということあるじゃないですか。他人を攻撃する前に、まず、自分は本当に誰からも糾弾されるところのない人間なのか、考えてみてほしいなって思ってしまいますね。

――誰のことも傷つけずに、嘘もごまかしもひとつもせずに、生きている人間なんてそうそうませんしね。

アメリカでは、僕を知っている人が日本より少ないから注目されない、というのもあったけど、他人が変わったことをしていてもあんまり気にしない、おもしろがる人のほうが多かったような気がします。だからといって、アメリカをことさら賛美するつもりはないんですが……。日本は日本ですごくいいところがたくさんあって、帰ってきたい、日本で暮らしていたいと思うわけだし。でもだからこそ余計、他人をあれこれ言いがちなSNS中心の社会に、息苦しさを感じちゃうんですよね。
――そういうフラストレーションは、どんなふうに解消しているんですか。

昔は真正面から受けてしまって気にしていた部分もあるんですけど、歳を重ねて、経験を重ねるうちに、「誰に何と言われようと僕がいいと思うことを貫けばいい」と思えるようになっていった。他人から見たらめちゃくちゃダサいことでも、僕にとって最高にかっこいいことなら、それでいいんです。「あなたにとってはダサいことなんですね、僕にとっては違うんですよ」で済ませられる。vol.1で話した、話の合わない人からはピントをずらすっていうのと似てますね。

――強いですね……。

一つひとつの悪意を拾っては、真正面から食らう必要はないと思います。
次のページ>>野村さん的「一番かっこいいシーン」は?
35 件

キーワード

急上昇キーワード

新着記事

あなたへのおすすめ