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19.Feb.2021

川谷絵音が新アルバム『夜行秘密』で“必要最低限”にとどめたことは? メンバーそれぞれの「夜の過ごし方」で素顔が発覚!?【indigo la Endインタビュー】

川谷絵音さんが中心となり、2010年に結成されたindigo la End。2020年に結成10周年を迎えたが、彼らの進化が止まらない――。2019年にTikTokから若い世代を中心に『夏夜のマジック』がデジタルヒット。新曲がリリースされるたび最高再生数を更新し、新たなファン層が拡大している。

そんなますます注目を集めるindigo la Endが約1年4ヵ月ぶりに、通算7枚目となるフルアルバム『夜行秘密』をリリース。with onlineでは発売を記念し、全3回にわたりインタビュー記事をお届け。第1回目ではバンド内の関係性について伺ったが、今回はニューアルバム『夜行秘密』の裏話、そしてメンバーそれぞれの「夜」について。

アルバムタイトルに“夜”が入るのは、インディーズ時代にリリースされた1stフルアルバム『夜に魔法をかけられて』以来だが、満を持してこのタイミングで入れようと思った理由とは? そしてメンバーは「夜」をどう過ごしているのか……。意外な素顔も明らかに!?

\これまでのインタビューはこちら/

川谷絵音が『夜行秘密』の楽曲で必要最低限にとどめたこと

――新作アルバム『夜行秘密』は、どの曲にも川谷さんの思想が反映されつつも、前作『濡れゆく私小説』に反して楽曲の主人公やシチュエーションが多彩な印象を受けました。女性目線の歌詞も多いですよね。

川谷絵音さん(以下敬称略) 歌詞の一人称を「僕」にすると僕自身が連想されがち(苦笑)。だから、女性目線の歌詞だと(僕自身を連想しない分)聴く人も入り込めると思うし、僕自身も恥ずかしくないという部分もあるんですよね。それに想像を歌詞にする分書きやすいし、幅が広がりますね。「僕」で歌詞を書いている時はかなり気合いが入っているときか、もうどうにでもなれーって感じで何も考えていない時(笑)。それはそれで良さがあるなとも思っています。……でも、今回は一人称と二人称を極力減らしたんですよ。

――たしかに歌詞を見るとそうですね。今までと大きく違うところだと思います。

川谷 「わたし」とか「僕」とかわざわざ書くのが野暮ったいなと思って。もちろんあるからこそいいものもあるんですけどね。今回の『夜行秘密』では必要最低限にとどめました。

――主語がない歌詞を見ていて、女性の恋愛観と男性の恋愛観は、共通するものと相反するものがあるなと感じました。特に「わたし」が主語の歌詞は、ロマンティシズムを持った女性像が反映されている印象があります。

川谷 んー、ロマンティシズムは歌詞になった瞬間に生まれるものなので、歌になれば必然的にそれが宿るというか……。だからどんなことを書いてもいいといえばいいんですけど、自分にとって歌詞はわりと重要なものなので、自分が納得するものを書くことしか考えていないかも。べつにロマンティシズムを持った女性が身近にいるわけでもないし、そう書いた自分がいるというだけですね。……それに、最初からロマンティシズムが見えるものって、ロマンティシズムを感じないですよね。

――ああ、たしかに。

川谷 聴いてくれた人が歌詞や曲を受け取って、それぞれが想像を巡らせてくれることがロマンティシズムというか。一人称や二人称を削ったのは、聴いてくれる人が自分を重ねてくれたり、物語を想像してくれたりするための“余白”ですね。
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