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犬飼貴丈×飯島寛騎が語った、20代後半のリアルな“家族観”

ちょっと苦くてほんのり温かい。大人になって振り返る、家族で食卓を囲む時間

食事を通して人とのつながりを描く『僕らの食卓』が、犬飼貴丈さんと飯島寛騎さんのW主演で2023年4月より実写ドラマ化。犬飼さんは家族と疎遠で人と食事をするのが苦手な会社員・豊(ゆたか)を、飯島さんは母親を亡くしたことをきっかけに大学を休学しバイトをしながら家族を守る23歳の穣を演じています。食と家族がテーマとなる本作にかけて、家族の味や、食卓での思い出、20代後半のおふたりが素直に思う“家族像”について、お話を伺いました。
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――子どものころを思い出す家族の味というと、おふたりは何を思い浮かべますか?

飯島 僕は学生時代、北海道に住んでいたんですけど、やきそば弁当っていう北海道限定のカップ焼きそばを週1、2回は食べていました。麺をふやかしたお湯で作る中華スープ付きで、それが抜群においしいんですよ。東京に住んでいる今も北海道フェアなどで見つけたら買って食べるんですが、次の日はめちゃくちゃむくんじゃう(笑)。無邪気に食べていたあのころと同じ感覚ではもう食べられないんだなぁと思うと、あのころは贅沢な時間だったと思います(笑)。

犬飼 僕は部活などで帰りが遅くなることが多かったので、家族が寝ても、ひとりでご飯が食べられるようにと、祖母がお鍋を用意してくれていたんです。毎日、毎日お鍋だったので、力士ぐらいの頻度で食べてましたね(笑)。

――どんな具材だったんですか?

犬飼 いつも鶏肉と水菜が入った水炊き。くずきりが入っているときはアタリでした。今でもお鍋を見ると祖母を思い出しますね。
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