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アジア人初の女性宇宙飛行士・向井千秋が若い世代に伝えたいこと「今のうちにいろんなことに挑戦しておくべき」[後編]

わたしが27歳だったころ。

様々な分野で活躍する大人の女性たちにも、私たちと同じ、27歳のときがありました。彼女たちが当時、何に悩み、どんな努力をしてきたのかを伺う本誌の新連載。センパイたちの経験から、素敵な大人に近づくヒントを見つけて! 

向井千秋さん【後編】

宇宙飛行士 東京理科大学特任副学長・スペースシステム創造研究センター スペース・コロニーユニット長

1994年、アジア人初の女性宇宙飛行士としてスペースシャトルに搭乗した向井さん。心臓外科医を目指す研修医だった20代の頃から、成功を分かつものは性別でも年齢でもなく、努力であることを知っていた。
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一度宇宙に行くと、地球自体が不思議で面白いものになる

私が初めて宇宙に飛び立ったのは1994年。スペースシャトル・コロンビア号に搭乗して、ついに宇宙から地球を見ることができました。地球って、まるで青いドレスに白いレースを羽織った貴婦人みたいで、「自分はこんなに美しい星に住んでいたのか」と誇りに感じたくらいです。

無重力の中で、窓のない実験室にこもって研究をする時間も楽しくて、ただただ感動の連続でした。でも、一番の驚きは地上に戻って、再び重力を感じたこと。私たちが自由に寝転んだり走り回ったりできるのは、地球に適度な重力があるからで、それって広い宇宙の中では特殊なことなんです。

当たり前だと思っていたことが、本当は当たり前じゃなかった。個人的には、それをリアルに体感できたことが大きな収穫でした。

今は、安全に生きられる地球環境が永遠に続くわけではないことをみんなが気付いていると思います。ただ、もともと医師だった私としては、もっと、人間の命も有限であることを意識してほしい。

若いうちは永遠に生きられるような感覚になりがちだけど、急に交通事故に遭ったり病気になったりするかもしれないし、人生は何が起きるかわかりません。「後悔先に立たず」ですから、今のうちにいろんなことに挑戦しておくべきでは? 
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