「デビュー時は熱いフライパンで腕をやけどしたこともあった」(福原)
子役から活躍するふたり。今改めて実感する、周囲の大人や家族への感謝

福原 数え出したらキリがないほど、いっぱいあります。『クッキンアイドルアイ! マイ! まいん!』という料理番組をやらせていただいていたときは、料理をこぼしちゃったり、熱いフライパンに腕をジュッて当ててやけどしちゃったり。
美山 うぅ、痛そう……。私は周りの方々が優しい大人ばかりだったので、失敗してたとしても気づいてなかったですね。それを咎めるのではなく、「次、がんばろう!」という温かく優しい環境を作ってくれていたんだと思います。あ、でもお母さんに怒られた記憶はいっぱいあります。
福原 お母さんにはどんなことで怒られてたの?
美山 あいさつができてなかったら怒られたりしてたかな。
福原 それ、私も言われてた!
美山 あいさつには厳しいよね、お母さんって!(笑) でも今になって、そういう「人としての基本」が本当に大事なんだって実感する日々だから、ちゃんと叱ってくれたことに感謝しています。
「貪欲な好奇心を、いつまでも持ち続けたい」(美山)
幅広く活躍する若手女優たち。そのうちに秘めた演技へのアツい思い

福原 お芝居においては、もっと人の心を動かせるような演技を目指しています。もっといろんな作品を観たり、相手役の方とのコミュニケーションを意識したり、今の自分にできることをしっかりやって、どんどん吸収していきたい。“魂”というか、心の底から自然と湧き出てくるようなお芝居ができるようになりたいなって。それがいちばんの目標です。
美山 女優業に限った話ではないですが、私はお仕事をするうえで「好きでいること」がすごく大事だと思うんです。そのお仕事に対して興味がなくなったときが最もしんどいんじゃないかなって思っていて。たとえば役や作品に対する好奇心だったり、「こういう役をやってみたい」「こういう人とお芝居してみたい」という欲求だったり、当たり前だけど、貪欲な好奇心をこれからも持ち続けていこうと思っています。
