わたしが27歳だったころ。
様々な分野で活躍する大人の女性たちにも、私たちと同じ、27歳のときがありました。「わたしが27歳だったころ」と題して、彼女たちが当時、何に悩み、どんな努力をしてきたのかを伺ってきました。センパイたちの経験から、素敵な大人に近づくヒントが見つかるはず!
劇作家・小説家 本谷有希子さん【つくって壊して見つけた“私”】
コンプレックス、自分の歪(いびつ)さとの共存からどんな世界が広がるのか。本谷さんが現在の“楽な自分”を見つけるまでの、凸凹ライフヒストリーを聞く。
「今の自分が一番好きか分からないけど 今の自分が一番“楽”(笑)」
かなり厳しい目を向けられていた感覚があったんですけど、27歳くらいになると、それまでにどういう作品を作ってきたのかや、活動の内容、それに劇団が続いていること自体にみんなの視線がシフトするようになった。強すぎた第一印象への反応がようやく薄らいだような感じでした(笑)。