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広瀬すず「自分がどんな感情と出会えるのか。それもすごく楽しみ」23歳の今、何よりも好きなこと

【広瀬すずの現在地】デビュー10周年記念インタビュー Vol.4

キレイとか可愛いとか美しいとか――。
人が彼女を形容するとき、その言葉はどうしてもその外見に言及してしまいがちだ。でも、デビュー10周年を記念して出版される写真集『レジャー・トレジャー』には、元気なときも疲れたときも、楽しいときもそうでないときも、すべて等身大の彼女のキラキラした生命力が写し出されていた。

少女から大人の女性へと移り変わるとき。その内面の魅力もまた、表層的な正しさやキレイさにとどまらない。人間らしい揺らめきや鋭さもあり、“今”という瞬間を楽しむ心の余裕や人への愛情もある。その心のありようが眩しかった。
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シャツ¥73700、パンツ¥73700 /ナヌーシュカ(ヒラオインク) ピアス(左)¥46000、(右)¥77000 /シャルロットシェネ(エドストローム オフィス)

一度でも人として好きって思った人とは、離れても元の関係に戻れる。それがわかってビックリしたし嬉しかった

20代になり、人との出会いによって肩の力が抜けたのは、仕事の面だけではない。プライベートでも、リラックスする方法をたくさん身につけている最中だ。

「以前は、休みなく仕事が入っていても全然大丈夫だったのが、コロナ禍を経て、お休みの日のダラダラした時間がすごく好きになりました。ヨギボーの上で海外ドラマを観たり、休みの前日にちょっと夜更かしするとか。適当に過ごす時間が今は大好き。元々そういうタイプなんだと思いますけど(笑)。

それと、子供の頃からの大きな変化は、食事をするのが大好きになったことですね。私、子供の頃は食べることが好きじゃなくて……。食事が面倒くさかったんです。食べるのも遅かったし、『一生飲み込まない』みたいな(笑)。

唯一好きだったのが、滅多に食べられないコンビニのご飯でした。でも、この世界に入ってからは、食事しか楽しみがないような過酷な現場も多かったので、最近は食べることも大好きです。コロナ禍で体験したことと一緒ですね。当たり前が当たり前じゃなくなったとき、そのありがたみに気づくという、あれです。

あと、最近プロジェクターを買ったので、家が映画館みたいなんですよ。寝室にあったテレビを人に譲って、その代わりのプロジェクターなので、ベッドに寝っ転がりながら映画やYouTubeを観る。めっちゃ優雅ですよ(笑)!」
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