わたしが27歳だったころ。
様々な分野で活躍する大人の女性たちにも、私たちと同じ、27歳のときがありました。「わたしが27歳だったころ」と題して、彼女たちが当時、何に悩み、どんな努力をしてきたのかを伺ってきました。センパイたちの経験から、素敵な大人に近づくヒントが見つかるはず!
漫画家 安野モヨコさん

『ハッピー・マニア』
友達とご飯に行く約束をしても、行けないことは日常茶飯事。プライベートは壊滅状態
取材などで「若くして成功を収めて華やかに見えた」と言われると「え? 何が?」と聞き返すくらい毎日仕事だけの生活を送っていました。
当時は裏原宿に事務所があって、斜め向かいのマンションが自宅。徹夜明けにメイクは落ちて洋服も皺だらけのまま、おしゃれな人がたくさん歩いてる中を突っ切って帰るときなんかは「大丈夫かな? 不審者として通報されないかな」と常に小走りでした(笑)。
その距離でも毎日、「帰ってすぐ4時間寝るか、お風呂に入ってから2時間寝るか」と、いかに効率よく睡眠をとるかに必死で、友達とご飯に行く約束をしても、自分だけ行けないなんてことは日常茶飯事でした。