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【黒柳徹子】人前に立つことが苦手だった少女が、俳優の仕事を「社会的な使命だ!」と感じるまで

働く女子の先輩 黒柳徹子“好き”と生きる Vol.2

働く女子の大・大・大先輩である黒柳徹子さん。「戦後最大のベストセラー」と呼ばれ、世界35以上の言語で翻訳されている「窓ぎわのトットちゃん」、実は、1981年に生まれた女性誌「with」と同い年。2018年から始まった連載「トットちゃんのことはじめ」で、いろんな「はじめて」について語っている徹子さんに、あらためてお仕事観を伺いました。
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役を通して感じた「世の中の非情」と「人間の希望」

今でこそ、「100歳まで舞台に立つ」なんて言ってますけど、子どもの頃の私は、みんなの前で話すことが得意ではなかったんです。信じてもらえないかも知れませんが、5センチでも高いところに立つと、童謡「ふるさと」の出だしが歌えなくて、ずーっと「う~~~っ」「う~~~っ」と唸(うな)っているような子どもでした。

幻の初舞台は、小学校に入る前、6歳のときです。私、可愛かったので(笑)、教会の日曜学校のお芝居でキリストの役を演じることになっていました。3人の賢者が天使に導かれて、キリストが生まれた馬小屋にたどり着いて、3つの贈り物をするという場面。

そのお稽古のときに、キリスト役だった私は、マリアさまに抱かれていました。近くに羊役の子がいたから、退屈しのぎにちょっかいを出しました。ちり紙を羊の顔の前に出して、「あんた羊なんだから、食べなさい!」って。牧師さまからは、「イエス様はそんなことなさいません!」と注意され、私はキリスト役を降ろされました。

今度は羊役にまわされて、違う役になってみると、さっきのほうが、まだ賢者の顔が見られたし退屈じゃなかった。それでしょうがないから、キリストの足とかをくすぐって、「ちり紙ちょうだい! 私、羊なんだから、食べるから!」って言ったんだけど、その子は大人しくキリストになっている。3回ぐらい言ってみたのに、誰も何もくれませんでした。結局、羊役も降ろされました。
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