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宇垣美里「いろんなことに諦めがつくようになった」コロナ禍を経て変わったところ

フリーアナウンサーとして活躍する宇垣美里さん。最新エッセイ『風をたべる2』(集英社)では、青春時代の思い出から、本音で語った“思い”など、赤裸々に綴られています。そんな宇垣さんに全3回にわたってインタビュー。コロナ禍を経て変化したことなど、彼女の“今”に迫りました。

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良くも悪くもいろんなことに諦めがつくようになった

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――前作のエッセイ刊行は2019年でした。〈日常はこんなにあっけなく非日常になってしまうのかとその簡単さを痛感した2年半だった〉と冒頭にもありましたが、宇垣さんご自身はどのように変化しましたか?

私も改めて前作を読み返したんですけど、なんか……全然違うなあ、って。前作の私は、当たり前だけど今よりも若かったし、会社員だったから仕事するスタンスも異なっていた。今の私は、ICL手術して眼鏡を必要としなくなり、犬を飼い始めて、フリーランスにもなった。見えている世界、触れている社会が、劇的に変わったわけではないけれど、やっぱり変化していたんだなと感じました。前作の私……ものすごく青いし、憤っていますよね。キリキリしていて、余裕がない。それに比べて今の私はなんてのびのびとしているんでしょう! 自分に対して「よかったね」と声をかけたくなりましたね。
――特に変化を感じた部分はありますか?

全体的な印象なので、これといってあるわけではないですけど……写真を見ると、今のほうが柔らかい表情をしている気がします。あと、良くも悪くもいろんなことに諦めがつくようになりました。以前の私は、どうしても許せないことがあったり、これは間違っていると感じることに、めちゃくちゃ敏感で、怒りをあらわにしていたんです。でも今は、「まあ、そういう人もいるよね」と受容することもできる。それは不条理を許すとか見ないふりをするとかとは違って「そういう人もいるし、そういうこともある。それはそれでありかもしれないね。私とあなたは違う人間なんだから」と、受け止められるようになりました。憤りを表現したり発散したりする方法も、前よりは洗練されてきたのかな、とも思います。
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