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31.Jul.2020

長澤まさみ「ダー子は全方位に向かって愛を届けているんです」【コンフィデンスマンJP プリンセス編】インタビュー

絶品のコメディセンスが織りなす痛快コンゲーム

デビューから20周年迎え、成熟してもなおこれまでのイメージに甘えることなく新境地を切り開いていく女優・長澤まさみさん。『コンフィデンスマンJP』の映画化第2弾『プリンセス編』の魅力を語ってくれました。
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【PROFILE】

1987年6月3日生まれ、静岡県出身。直近の出演作、映画『マスカレード・ホテル』『キングダム』『コンフィデンスマンJP ロマンス編』では主要な映画賞に輝いた。待機作に、2021年公開予定の映画『シン・ウルトラマン』などを控える。

新しく生まれたもので楽しみたい思いは誰もが持つ欲求だと思う

2018年に連続ドラマからスタートし、大ヒットを続ける『コンフィデンスマンJP』シリーズ。劇場版として2作目となる『プリンセス編』でも、長澤まさみさんが演じる主人公・ダー子のチャーミングな魅力は健在。

「コンフィデンスマン史上最大のオサカナ(=ターゲット)を狙って、今回は豪華なゲストもたくさん出演していますし、世界観もスケールアップ。敵も味方も色んな登場人物が出てくる中で、つくづく感じたのはダー子の懐の広さと愛情深さ。ダー子自身も詐欺師なので人を騙すのですが、いわゆる悪役に対しても希望やチャンスを与えている気がします。

ちょっとした世直し先生のような要素も併せ持った人。敵味方分け隔てなく愛情を注いでいる気がしていて、それがこの役の憎めない部分に通じています。ダー子は全方位に向かって愛を届けている役柄なんです」

作品を重ねるごとにキャラクターたちの輝きや奥行きが増していくのも本作の特長。長澤さん自身のやりがいにもつながっているそう。

「共演の小日向(文世)さんや東出(昌大)くんとも、『演じていてよくわからないよね』っていう話によくなるんです。というのも、ダー子をはじめ、リチャードやボクちゃんの生い立ちやバックボーンは作品の中では描かれていない。だからこそ想像力で自由に演じていいおもしろさがあって、制限のない振り幅を持てるのは難しくもあるけれど、人物の深さが回を追うごとに深まっていくのはこの作品ならでは」
原作モノがエンタメ界を席巻(せっけん)する中、本シリーズは完全オリジナルを貫いている稀有(けう)な作品でもある。

「新しいものを生み出すのは簡単なことじゃない。でも新しく見る何かで楽しみたいという思いは、少なからず人が永遠に持つ感情だと思うので、そこに携われたことは幸せだし、恵まれているなと感じています。

しかも、こんなに大御所の大先輩たちから若手の俳優さんまで登場する作品もなかなかない。コンフィデンスマンに興味を示してくれた俳優さんには『じゃあ出てくれますか?』と即直談判(笑)」

新型コロナの影響で延期を経験した今、芝居に対する思いもひとしおだ。

「たくさんの人に愛される作品を届けるには、数をたくさん作るのではなくて、ひとつひとつ凝縮されて濃密であることが重要。当たり前のことなんですけど、“ひとつひとつ丁寧に”という自覚を持っていきたいなと改めて感じました」

INFORMATION

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』

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©2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会
映画第2弾となる本作は、マレーシアにあるランカウイ島が舞台。シリーズ史上最大のオサカナ(=ターゲット)・大富豪フウ家の10兆円の遺産を狙って、世界中から詐欺師が大集合。ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人も大胆にコンゲームを仕掛けていく。公開中。
撮影/須江隆治(See) スタイリスト/木村真紀 ヘア&メイク/高村三花子 取材・文/長嶺葉月 ※再構成 with online編集部 ※情報はwith2020年9月号発売時点のものです。
 
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