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10.May.2020

紗栄子さんに聞いた【私たちにも始められる社会貢献】「助け合う “愛のシェア” でハッピーが連鎖するんです」

紗栄子さんに聞いた【私たちにも始められる社会貢献】

きっかけは、with2月号の紗栄子さんのインタビュー。
あまりにも反響が大きくて、生まれたのが、この企画。今回は一歩進んで、実際にアクションを起こすためのアドバイスをいただきました。
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【PROFILE】

1986年生まれ。宮崎県出身。モデル、タレント、女優として幅広く活動。2019年、一般社団法人「Think The DAY」を立ち上げる。

まずは、“知る”ことで、日々のアクションが変わる

紗栄子さんが本格的に社会貢献を始めたのはwith世代より若い24歳のとき。

「宮崎県の口蹄疫被害が最初でしたが、それは私の地元だったから。私と繫がっている人たちが傷ついていく姿や街が変わっていく様子に、心が痛み、何とかしたいと願う自分がいたんです。どんな手段があるのか、まだ知らなかったので、すでに用意されていた義援金に参加し、まとまった額を寄付することにしました」

その後、養護施設へのボランティアや被災地支援などを続け、「数えてみたら10年」に。そんな彼女だからこそ、“社会貢献をしたい”と思っていてもなかなか行動に移せないwith読者への言葉は深い。

「数十年に一度といわれる災害がたびたび起き、今、世界的にも深刻な状況で、問題が山積み。何からすればいいかわからないかもしれないけど、私のように、まずは、自分の足元とつながっているもの、生活の延長にある身近なものからでいいと思うんです。そうでないと、支援の姿をリアルに想像することができないから。そして、取り立てて何かをする必要もなくて、毎日の生活の中で、できることをするだけでもいい。

たとえば、何か食べ物を買おうとするとき、誰がどうやって生産したのか、どういう形で手元に届いているのか。それを考えるだけでも、社会貢献だと思います。なぜなら、生産の背景や、生産者の思い、企業の理念などを知ることで、AとBがあったときに、“こっちだよね”という選択になるでしょ? 

洋服やコスメを選ぶときでも同じことで、ファストファッションも流行っていて、大量に消費しやすい時代ではあるけれど、私は、今、高価でも、背景の納得のいくものを買う。たくさん着れば1回換算すると安くなるし、大切に着るようになるから。地球に、環境に、そして人にも優しいものを選ぶというように、アクションが変わるから、知ること自体が立派な社会貢献なんです」

さらに、“知る”という行為は、支援を必要とする人にとっても大切であるとも。

「空腹は我慢できるし、喉が渇いても分け与えられる。何が寂しいかというと、“忘れられて取り残されている”という孤独感。だから私は、“ちゃんとわかっているよ” “あと少しだから頑張ろうね”って声かけをして埋めたい。誰かが想っていることを知ることが、力になるはずだから」

無理のない範囲でOK!自分を褒めることも忘れずに

社会貢献はずっと続けなくてはいけないの? という声も聞くけれど、紗栄子さんは「自分の生活あってこそ」と断言。

「私が10年続けられているのは、子どもたちのことを第一優先に考え、自分の幸せをちゃんと優先しているから。with読者にも、自分のために生きて欲しいし、そのうえでできることをすればよくて、心や時間、お金に余裕があるときでいい。そして、どんなことでもいいから何かしたら、きちんと自分を褒めてあげて。私自身、忙しくてもゴミの分別ができたら“よくやったよね”ってめちゃくちゃ褒めます(笑)。そして、まわりの人に対しても、何かをしていたら、ぜひ褒めてあげてほしいですね」

“誰かのため”に行う社会貢献、私たち自身が受け取る恩恵も大きいという側面も。

「どんなに高いジュエリーを買っても幸せにはなれないし、SNSでたくさん“いいね!”をもらっても自己承認欲求は満たされない。物資を運んだり、炊き出しをしたり、時には肉体的な疲労はあるけれど、喜んでいる人の姿を見ることが、私自身の原動力になる。

いろいろ批判もされたけど、今、私は誰かのために動いている自分が好きだし、かっこいいと自分で自分を認められる。社会貢献は、自分を幸せにしてあげる行動のひとつでもあります。そして、支援させてもらった人が、次に支援が必要となったときに仲間として戻ってきてくれて、と幸せの連鎖が広がっていくのも嬉しいです」
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